香港の裁判所は、ドウ・ジョーンズが記者の労働組合理角を妨害したとして有罪と認定したが、労働組合理角に関する解雇の罪については無罪とした。この判決は、香港の報道の自由に対する懸念を高める事件となった。
有罪と無罪の判決
ドウ・ジョーンズの出版社が2024年7月に解雇したセリナ・チェン氏は、香港ジャーナリスト協会(HKJA)の会長職を務めることが原因で違法に解雇されたと主張していた。
判決の内容
裁判所は木曜日、チェン氏が労働組合理角を求める権利を妨害されたとしてドウ・ジョーンズを有罪とした。しかし、裁判長は、HKJA会長としての役割ではなく、企業再編による人員削減が原因で彼女が解雇されたとドウ・ジョーンズの主張を支持した。
香港の労働法では、労働組合理角の権利が保障されており、労働組合理角を妨害した企業は最大10万香港ドル(約1万2755ドル)の罰金を科される可能性がある。
判決後、チェン氏は報道陣に対し、「記者の雇用権が十分に保護されなかったり、権利が侵害されても法律で執行されなかったりすれば、我々はもう安全に記者として働くことができません」と述べた。
裁判長は、チェン氏が労働組合理角を受ける前に事前に許可を求めるという会社の要請は「権利行使への不当な抑止」と述べた。
反応と今後の対応
ドウ・ジョーンズは判決に異議を唱え、今後の対応を検討していると述べた。「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は香港で長く誇り高い雇用主としての歴史を持っています。その間、香港の労働法を深く尊重し、従業員の権利を支援しながら、地域に関する優れた中立的なジャーナリズムを続けてきました」と広報担当者は述べた。
判決後の刑期は、後日宣告される予定である。
チェン氏は昨年、労働省に相談したが起訴されなかったため、違法解雇に関する自訴を起こした。
1968年に設立されたHKJAは、香港で最も歴史のあるジャーナリスト団体であり、メディアの権利を擁護する最後のグループの一つである。
香港はかつて独立したニュースメディアが多かったが、北京が2020年の国家安全保障法を施行して以来、報道の自由が脅かされ、多くのメディアが解散している。これは国際的なランキングやHKJAの調査にも反映されている。
コメント
まだコメントはありません
最初にコメントしましょう