イエメンのイラン傘下フーシ派は10日、バブ・エル・マンデブ海峡に位置するペリム島(マユン島)を掌握した。政府軍が撤退し、フーシ派戦闘員が岩でできた火山島を占領した。この島は海峡を二つの航路に分ける。Euronews.comによると、この動きでフーシ派はこの地域を完全に支配し、イランによるホルムズ海峡の封鎖と合わせて、世界の海上貿易の約3分の1が彼らの手中にあることになった。

フーシ派、赤海沿岸の拡大

島の掌握から18時間以内に、フーシ派はドゥバブとムラドの町を掌握したと現地の役人は述べた。これにより、イエメンの赤海沿岸全体がフーシ派の支配下に入った。目撃者によると、フーシ派の武装勢力が海峡沿岸に展開し、軍用車両を使用している。政府関係者は、フーシ派が現在包囲しているハニッシュ諸島に駐留する2000人以上の兵士の行方について不確実な状況だと述べた。それ以前に、フーシ派はさらに北にある規模の大きなズカール島を既に掌握していた。

米国対応と核施設への攻撃の示唆

7月21日、米国大統領ドナルド・トランプ氏は、フーシ派がサウジアラビアへの海上封鎖を実行した場合、米国が対応するとの警告を発した。韓国メディアによると、トランプ氏はさらに、ピッカス山という地下のイラン核施設への即時で強力な攻撃を示唆した。これは、サウジアラビアの原油タンカーがルートを変更し始めたという報告の後に発された。ルートの変更により、ホルムズ海峡と赤海ルートの両方が混乱し、世界のエネルギーと貿易の流れが二重に妨害されている。

船代の課税と地政学的影響

別途、フーシ派は赤海の船舶に課税を検討しているとの報道がある。これは、サウジアラビアへの海上封鎖宣言に続く動きだ。韓国メディアによると、フーシ派の幹部は、イランの故最高指導者アヤトッラ・アリー・ハメネイ氏の葬儀にテヘランを訪問し、イラン当局とバブ・エル・マンデブ海峡の課税について議論した。実施時期は未定だが、イランはフーシ派が課税を実施するための行政機関を設立するのを支援するためのアドバイザリー・チームを送る計画を立てている。ただし、フーシ派と合意した結果として、中国の船舶は課税の対象外となる。