ケニア警察は20日、関税引き上げに反対する小規模商人らのデモ隊に催涙弾を発砲した。ナイロビ市中心部では数百の事業所が閉鎖されたという。
デモ参加者、生活コストの懸念表明
20日のデモで、ナイロビの一部地域は立ち往生した。生活やビジネスのコスト上昇に不満を抱くデモ隊に対し、警察は催涙弾を放った。
ケニア政府は、先週から施行された関税引き上げが、輸入品の価値の過少申告や不正評価を防ぐための措置だと説明した。政府は、こうした行為が法を遵守する企業や国内メーカーに不利になると指摘している。
40フィート(12メートル)のコンテナの関税基準は、250万ケニア・シリング(約19万3200ドル)から320万ケニア・シリング(約24万7000ドル)に引き上げられた。
商人たちは、追加の関税により輸入品のコストが上昇し、輸入コストを抑えるためコンテナをまとめた輸送に依存する中小企業に打撃を与えると主張している。
デモ参加者のマチュリ・カリウキ氏は、ロイター通信に対して「市民としての権利、ビジネスを行う権利、未来を築く権利のために立ち上がっている」と述べた。
事業所、デモに連帯して閉鎖
カリウキ氏は、デモに連帯して事業所を閉鎖した商人の一人である。他の商人は安全上の理由から閉鎖したという。
ナイロビで商人たちが議会にメッセージを届けるため行進した様子を報じたアル・ジャズィーラのマラム・ウェブ記者は、「多くのケニア人が生活コスト上昇にいら立ちを感じており、より多くを支払うように求められ、それに対する見返りは少ないという感覚がある時期に、このデモが起きている」と述べた。
「政府への信頼は深く損なわれており、腐敗はかつてないほど深刻だと広く認識されている」とも語った。
政府、関税の詳細を説明
ケニアの収入庁は、320万ケニア・シリングの金額はあくまで最低基準であり、各コンテナの固定価値ではないと説明した。この金額を超える商品については、実際の価値を申告し、関税を支払う必要がある。
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