提案価格と株式詳細
ディラ氏は4月28日、株主宛ての手紙で、People社がMGM株への注力を強調し、「株価は大幅に割安だ」と述べていた。
People社は現在、MGMの発行済み普通株の26.1%を保有している。残り株式を1株48.30ドルで現金で取得する提案をした。これはMGMの前日終値43.67ドルに対し、約10.6%のプレミアムを付けたもの。
MGMの株価は前場取引で10%以上上昇。People社(4月にIACから名称変更)の株価も約3%上昇した。
ディラ氏のMGMへの関心
MGMリゾーツはロイターのコメント依頼に即応しなかった。
ディラ氏のMGMへの関心は、新型コロナウイルス感染症(コロナ)のパンデミック期に始まった。当時、MGMの株価は閉鎖や旅行制限の影響で低迷していた。
MGMはラスベガスストリップの主要施設を保有し、全体の約40%を占める。しかし、ラスベガスでの客足の鈍化に苦しみ、最近の四半期では中国(マカオを含む)やデジタル事業の成長に依存している。
同社のBetMGM事業は米国オンラインスポーツベッティング市場でもトップクラスに成長し、アナリストらの注目を集めてきた。
提案の広範な影響
ディラ氏にとって、MGMはデジタルメディアとは異なる分野であり、旅行や観光に焦点を当てた産業への参入が可能になる。
今回の提案は、カジノ業界におけるもう一つの大型買収試みでもあり、先週、ホテル業界の億万長者ティルマン・フェルティタ氏がカジノ会社Caesars Entertainmentの買収を発表していた。
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