メラニア・トランプ氏は、2月14日にフロリダ州にある自宅「マーラーゴ」でのバレンタインデーの週末を終えて、ジョイント・ベース・アンドリュース空軍基地から空軍一号機を降りる際、真っ暗な夜空の下で巨大なサングラスを着用し、SNS上でも話題となった。

写真には、トランプ氏が滑走路を歩きながらサングラスをしっかり着けた様子が捉えられ、その後、マリン・ワンに乗車し、ワシントンへ向かう途中もサングラスを外さなかった。ホワイトハウスへの到着時も同様に着用していた。夜空は完全に暗く、街灯や月の光は一切見られなかった。

ツイッターでは、ユーザーが「なぜメラニア氏は暗闇でサングラスを着用しているの?」と疑問を投げかけ、ファンでもあるユーザーが「メラニア氏のファンだが、暗闇でサングラスを着用している理由が知りたい」とコメント。夜の公共の場でのサングラス着用についての混乱がSNS上に広がった。

一部のユーザーは、この出来事をきっかけに、トランプ氏が公の場でダブル役者を雇っているという、すでに否定されている陰謀論を再び取り上げた。「これはトランプ氏が使っている『メラニア』の一人だろう」と投稿したユーザーもいた。また「夜のサングラス=偽のメラニア」といった投稿も見られた。

一方で、否定的な反応ばかりではなかった。一部のユーザーはこの光景をユーモアとして捉え、「メラニア氏が夜にサングラスを着用しているのは笑える」「彼女は記者を怒らせるために意図的にしているのでは?」といったコメントを寄せた。一部のユーザーは、コリー・ハートの1980年代のヒット曲を想起させるものと、カメラの前で意地を張るための行動と解釈した。

この出来事は、トランプ氏が同日早朝、空軍一号機上で記者の質問に応じながら、妻の最新プロジェクトを称賛した直後に起きた。同機に乗機していた記者らによると、トランプ氏は妻のドキュメンタリー映画『メラニア』を称賛し、その制作に携わった彼女の努力を高く評価した。

スロベニア出身の元モデルであるトランプ氏は、自身のファッションや公の場での姿について長年、厳しい注目を浴びている。過去にも、2018年の「I really don’t care, do u?」ジャケットや、2020年のマスクなしでローズガーデンでのイベントなど、同様な議論を巻き起こす衣装を着用していた。今回のサングラスも、そのパターンに沿った出来事となった。

ホワイトハウスの関係者は火曜日の朝までに、サングラスについてのコメントを出さなかった。メラニア・トランプ氏の事務所は、説明を求めた問い合わせに即座には応じなかった。ネット上では、これらの写真が数千回の共有やコメントを呼び、皮肉やジョーク、真剣な質問が混ざる中、話題を呼び続けている。

ファッションの専門家は、実用的な観点からも説明を試みた。夜でも、航空機の明かりやカメラのフラッシュが目を守る必要がある可能性がある。また、一部のユーザーは、俳優や歌手が室内でもサングラスを着用してプライバシーを守ったり、神秘感を演出したりするケースを思い出した。しかし、多くの見物人にとって、夜の背景はこの出来事をより奇妙に感じさせる要因となった。

トランプ夫妻のマーラーゴ滞在は、静かな休暇の時間だった。彼らはフロリダを出発し、夜の間にメリーランド州に到着した。メラニア・トランプ氏が空港を出る際、マリン・ワンのプロペラが風を起こしながらも、彼女はサングラスを外さなかった。