オーストラリアのテニス選手、ニック・キルギオス氏がコカイン陽性反応を示し、国際テニス統合機関(ITIA)により暫定停職処分を受けた。キルギオス氏はSNSでこのことを公表し、完全な責任を取ると表明した。ファン、家族、スポンサー、特に若者ファンに謝罪した。
過ちを認め、状況を説明
キルギオス氏はインスタグラムで「最初にあなたたちに直接伝えたい」と書き、「マヨルカでコカイン陽性反応を示す薬物検査に不合格になった。大きな過ちを犯した。完全に責任を取る」と述べた。31歳のキルギオス氏は、過去2年間の困難、怪我、そして引退間近の精神的負担についても認めた。
「体が心が求めるように動かず、引退間近の事実に向き合うのは、想像以上に難しかった」と語った。また、人生の中心だったテニスから離れることが、最も辛い経験の一つだと述べた。
暫定停職の詳細
ITIAは停職を確認したが、その期間については明言しなかった。コカインが試合中または試合外で摂取されたかにより、期間が決まるとしている。陽性反応は2026年のマヨルカ・チャンピオンシップで確認され、キルギオス氏はシングルスに出場したが、1回戦でアダム・ウォルトン選手に敗れた。
6月22日に採取された検体からはコカインの代謝物であるベンゾイルエコギンが検出された。Todo Alicanteによると、キルギオス氏は停職の異議申し立てをできるが、現時点では行っていない。停職中はATPイベントやグランドスラムへの出場、コーチング、参加が禁止される。
過去の事例と比較
類似の違反に対する処分は過去の事例によって異なっている。2017年には、イギリスのダニエル・エヴァンズ選手がバルセロナ・オープンでコカイン陽性反応を示し、12か月の禁止処分を受けた。しかし、世界反薬物ドーピング機関(Wada)のルールは変更され、試合外での違反に対しては3か月の停職が規定されている(The Guardian)。
キルギオス氏は今後28日間、SNSや公的な活動から距離を置き、個人的な回復に集中すると述べた。また、その期間中、自分と家族のプライバシーを尊重するよう求め、「努力し、より良く戻ってくる」と誓った。
最近のキルギオス氏の苦境は、膝や手首の怪我などの身体的な問題によってさらに悪化している。T-Onlineによると、2024年シーズンの出場が制限されている。
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