オーストラリアのニック・キルギオス選手(31)は3月25日、ドイツ・シュトゥットガルトで開催中のBOSS Openで世界36位のコアレンタン・ムテ選手(フランス)を6-3、6-4で下し、15カ月ぶりにシングルスで勝利を収めた。『ザ・ガーディアン』が報じた。

キルギオス選手は「正直に言うと、何度も『なぜ自分はプレーしているのか?』『自分には何が必要なのか?』と考えていた。でも、皆の顔を見ると、自分はなぜプレーしているのかがわかる。だから、もう少し続けてみようと思う」と語った。

身体的な苦しみと復帰

キルギオス選手は2022年にウィンブルドンで準決勝に進出したが、過去2年間はけがのため活動を控えていた。『スポーツ』によると、彼は4回の膝の手術と手首の再建手術を受け、それを「本当に戦っている」と表現しつつも、「多くの努力を重ねてきた」と語っている。『ビルト』によると、彼は2025年に1試合、2026年1月に1試合しか出場していない。

今回の勝利以前のシングルス出場は2025年3月のマイアミで行われた2回戦の敗退だった。2024年12月にはドバイで行われたショー・マッチで世界1位のアリーナ・サバレンカ選手(ベラルーシ)を破っている。

今後の展望と日程

キルギオス選手は次戦で世界101位の日本代表・島袋将(しょう)選手と対戦する予定で、『ザ・ガーディアン』が報じた。また、火曜日にはパートナーのアレクサンドル・ブブリック選手(カザフスタン)とダブルスの試合も予定されている。『ラスト・ワード・オン・スポーツ』は、キルギオス選手が島袋選手を下すと予測しているが、「いつか体が壊れてしまう可能性もある」と警告している。

ベッティングサイト『コンプレックス』では、キルギオス選手を島袋選手戦の-135のファヴォリットとして設定。ゲーム数のオーバー/アンダーは13.5、セット数のオーバー/アンダーは2.5としている。キルギオス選手は自身のコンディションについて「今日はプレーした感じに満足しているし、体調にも満足している」と語っている。

感情的・身体的な旅路

キルギオス選手はファンの支援に感謝を表明。「何度も『なぜ自分はプレーしているのか?』『自分には何が必要なのか?』と考えていたが、会場にいるファンを見ると、自分はなぜプレーしているのかがわかる」と語った。『スポーツ』によると、この勝利は2022年以来、フルシーズンのシングルスを戦っていなかったキルギオス選手にとって「非常に感情的」な瞬間だった。

身体的な障害にもかかわらず、キルギオス選手はウィンブルドンのワイルドカードの可能性を含む未来に注目している。「自信があるとはまだ言っていない。もちろん、明日の体調次第では変わるだろう」と語った。

今後の試合次第で、シュトゥットガルトでの進展が決まる。シード1位のベン・シェルトン選手(アメリカ)をはじめ、他の著名選手も出場している。キルギオス選手の今大会での活躍は、再びグランドスラムレベルでの戦いに復帰する準備ができているかどうかの重要な指標となる。