ナイジェリア警察は、南アフリカで反移民デモが広がる中、南アフリカ国籍者や企業に対する報復攻撃を控えるよう警告した。BBCが報じた。

警察が自制を呼びかけ

警察は、「ナイジェリア人が南アフリカで襲撃されたとの報告」を受けて、市民に法を自らの手で行うことを控えるよう呼びかけた。ただし、そのような襲撃の報告は確認されていない。この警告は治安および情報機関の責任者による会議の後に出された。

南アフリカ警察は外国人に対する襲撃を確認していないが、政府は外国人に対する「犯罪行為」を非難している。

最近数週間、南アフリカでは不法滞在移民に対する対応強化を求めるデモが広がり、緊張が高まっている。

「命を守ることを使命とする機関として、こうした懸念は深く理解しています。」と警察は述べた。

「しかし、これは冷静さと自制を求める時です。」と追加し、「海外でのナイジェリア人の安全を守るには暴力ではなく、新たな危機を招くだけです。」と述べた。

政府が対応

ナイジェリア警察の声明を引用して、政府が「最高レベルで」この問題に対応していると述べた。

ナイジェリア警察は、在外公館や主要インフラ、その他の重要施設周辺に追加の警備措置を講じている。

「ナイジェリア国内で南アフリカ国籍者、外交施設、企業、その他の合法的な利益を狙った試みは、犯罪行為として扱われます。」と警察は述べた。

南アフリカのデモ参加者は、不法滞在移民が公共サービスに負担をかけていることや犯罪に関与しているとして、政府に対し入管強化を求める声を上げている。

過去の緊張とデモ

デモは、「マーチアンドマーチ」と名乗る団体が主催している。この団体は移民制度改革を訴える運動を展開し、不法滞在移民に対し6月30日までに国外退去を求める運動を行っている。

過去に南アフリカで発生した排外的な暴力行為は、ナイジェリアとの外交関係の緊張と、ナイジェリア国内での南アフリカ系企業への破壊や略奪を伴った報復攻撃を引き起こした。