ノルウェーのハラール5世国王(89)が8月28日に死去した。息子のハーコン王太子が即位し、ハーコン8世として即位した。オスロ大学病院で現地時間午前6時35分(協定世界時午前4時35分)に静かな中で亡くなったと、王宮とBBCが発表した。

健康状態の悪化と国民の反応

ハラール国王はBBCの報道によると、先週から珍しい血液疾患の治療を受けていた。8月17日から血液感染症のため入院しており、王宮は木曜日に状態が「非常に深刻」と発表した。王妃ソンヤ(89)をはじめとする王族が病院に集まり、ハーコン王太子は木曜日にすべての予定をキャンセルして父の側にいた。

オスロの王宮前では、花や旗を捧げる群衆が集まった。ノルウェーは国家哀悼期間を宣言し、国旗を半旗に下げ、オスロ中心部のアクェルシュス要塞から21発の礼砲が鳴らされた。

功績と追悼

ハラール国王はヨーロッパで最も高齢な在位君主であり、1991年以来ノルウェーの国家元首を務めた。「すべてはノルウェーのために(Alt for Norge)」という誓いを生涯貫いたと、クローネン・ツァイトゥング紙が報じている。ノルウェー現代史において敬愛され、長期にわたって在位した君主であり、退位したことはなかった。

ジョナス・ガール・ストーレ首相はBBCに対して、「国民は悲しみと感謝の気持ちで団結している」と述べた。また、ロイター通信によると、「国民全体が悲しみに暮れ、ノルウェーの人々は国王の52年間の国民への奉仕に対する深い感謝の気持ちを抱いている」と語った。

ヨーロッパの王族や政治指導者もハラール国王を悼んだ。イギリスのチャールズ国王はCNNの報道で、「ハラール国王は、海を越え、何十年にもわたって、その優しさと思いやり、そして深い責任感を示してくれた友人だった」と述べた。

継承と即位

53歳のハーコン王太子は父の病床に付き添い、亡くなった直後に即位した。ノルウェーの慣例に従って、ハーコン国王は即位前に政府閣僚と緊急の国家会議を開き、「すべてはノルウェーのために」という王族のスローガンを正式に引き継いだ。

ハラール国王は、ナチスによるノルウェー占領下でアメリカへ亡命していたが、戦後帰国し、国家の復興と団結の象徴となった。その52年間の治世は終わり、息子がノルウェー王室の新たな章を切り開く。