オバマ大統領記念館の最上階には「スカイルーム」があり、シカゴの南西部とミシガン湖のパノラマビューを楽しめる。このスペースには、イドリス・カーンによる作品が展示されており、オバマ大統領のセルマ演説の言葉が用いられ、上昇感と未来への希望を表現している。記念館はトッド・ウィリアムズとビリー・ツィエンの設計で、28件のサイト・スペシフィックなアートインスタレーションと、シカゴ公共図書館の新館が含まれている。

伝統的な大統領記念館とは異なり、この施設はアーカイブや書籍に重点を置かず、代わりにインタラクティブな展示やマルチメディアのプレゼンテーションを強調している。来館者は、オバマ大統領執務室のフルスケールレプリカを歩きながら、アフィordableケア法やオサマ・ビン・ラーデンの殺害など、オバマ政権の主要な業績を学ぶことができる。博物館内にはバスケットボールコートやコミュニティガーデンも設置されており、オバマ財団のマイケル・ストラウトマニス氏によると、元大統領はプロジェクトの運営をスタッフに任せている。

オバマ大統領の影響力は米国にとどまらず、妹のマヤ・ソエトロ=ン氏は2024年7月に広島を訪れ、オバマ大統領が広島平和記念資料館に折った千羽鶴を紹介した。オバマ大統領自身は2016年5月に広島を訪問し、在任中の米国大統領として初めての訪問となった。一方で、記念館の開館が6月19日(ジュネテンド)に設定されたことには、アフリカ系アメリカ人の歴史と市民権運動の象徴的な意味合いがある。開館週末にはライブパフォーマンスやフードベンダーや地域イベントが予定されており、入場券はすでに完売している。

NSAによるアンゲラ・メルケル首相の監視など、物議を醸した問題には触れられていないが、この記念館は文化的・歴史的な重要性を備え、オバマ大統領の遺産を現代的な手法で捉え、過去の記録よりも地域社会との関わりや未来の可能性を重視している。この記念館は、ダラスにあるジョージ・W・ブッシュ大統領記念館や、マイアミで近日中に発表されるドナルド・トランプ大統領記念館と並ぶ。