テッド・クルズ上院議員(共和党)は、国防長官ピート・ヘグゼス氏が軍の「不適切な管理」を行っているとして、トランプ大統領に罷免を求めた。クルズ議員は、ヘグゼス長官が軍の文化戦争に注力していると批判し、国防長官としての適切な業務遂行を求める。

リーダーシップと人事の変更

クルズ議員の批判は、陸軍長官ダン・ドリスコール氏がヘグゼス長官と上級軍幹部の解任に関する対立の中で辞任を発表したことを受けて行われた。ドリスコール氏は、クルズ議員が「兵士と陸軍の民間人を率いるための適切な人物」と評価していた。クルズ議員は、ヘグゼス長官が将官らを解任または昇進を阻害することで「リーダーシップの空白」を生み出していると非難した。

改革と文化的な変化

ヘグゼス長官は就任以来、ペンタゴンへの報道陣のアクセス制限や、上級軍事大学の入学基準の見直しを含む改革を推進している。また、トランスジェンダーの兵士の排除や昇進基準の再評価も進めている。クルズ議員は、国防長官が軍の近代化よりも「文化戦争」に注力していると疑問視した。

政治的背景と党内の動向

クルズ議員はトランプ大統領の共和党所属であり、近年では政権に対する批判的な意見を表明するようになった。2025年6月、クルズ議員は11月の中間選挙で再選を控えていないことを明らかにした。上院議員としての任期は2025年1月に終了する予定である。クルズ議員は2025年初頭にヘグゼス長官の任命を支持した議員の一人であり、慎重に検討した上で決定した。現在では、政権の方向性に対する党内の不満の声に加わっている。