ミサイルの詳細と能力
オレシニクは、時速12,300キロメートルを超える速度で飛行可能な中距離弾道ミサイル(IRBM)で、6つの弾頭を搭載しており、それぞれが子母弾を含むとされている。米国防省は、オレシニクがRS-26「ルベジ」の中距離ミサイルの改良型であると特定しており、ロシアは2024年から量産を開始すると述べている。
このミサイルは、複数の独立目標再突入装置(MIRV)を備えており、防空システムを複雑にし、同時に攻撃する可能性を高める。ロシア国防省は、攻撃がキエフの軍事施設を狙い撃ちしたと主張し、ウクライナ陸軍司令部本部や国防省の主要情報機関の本部を含む施設を攻撃したと述べた。
攻撃の影響
キエフ市長のヴィタリー・クリチコ氏によると、市内では56人が負傷し、2人が死亡した。写真には、破壊されたアパートや大型ショッピングモールや市場での火災が写っている。ウクライナ軍は、攻撃中に90発のミサイルのうち55発を、600機のドローンのうち549機を撃ち落としたと報告。最終的に16発のミサイルと51機のドローンが、54か所に命中した。
オレシニクの攻撃は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が米国および欧州のパートナーから得た情報に基づき、攻撃の警告を発したことを受けて行われた。米国大使館も、24時間以内に「重大な空襲」が発生する可能性を警告していた。
エスカレーションと戦略的影響
ロシアメディアによると、オレシニクは、キンザルとツィルコンの超音速ミサイルとともに、初めて単一の作戦で使用された。これは、ロシアが3種類の超音速兵器を同時に使用した初めてのケースである。ロシア国防省は、すべての目標を命中させ、民間施設を攻撃しなかったと述べている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、オレシニクが戦争の性質を変える可能性のある兵器だと述べている。ミサイルの速度と複数弾頭は、防空の難易度を高め、エスカレーションの懸念を強めている。米国は、オレシニクがその射程と能力から、NATO加盟国への潜在的脅威であると以前から指摘している。
ロイター通信によると、オレシニクは2024年11月にウクライナに対して一度だけ使用された。今回の攻撃は、ポーランド国境に近いルーヴィヴ近郊の西部ウクライナを狙った。
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