スティーブン・コルベットの長年務めたCBSの番組『The Late Show with Stephen Colbert』は2026年5月21日に最終回を放送した。その中で、祝祭と論争が交錯した。番組の終了は前年7月に発表され、深夜テレビ業界の財務上の課題が理由として挙げられた。しかし、ゲストや同僚らは、コルベットが元大統領ドナルド・トランプや広範な政治的状況に対する鋭く持続的な批判が原因ではないかと考えている。
最終回と政治的火種
コルベットの最終回の前夜には、ブルース・スプリングスティーンが出演し、CBSの親会社パラメーターとそのCEOデイビッド・エリソン、さらにトランプ支持者のエリソンの父ラリーを批判した。スプリングスティーンは、反ICEの楽曲「ミネアポリスの街」を演奏し、「狭量な決定」と非難し、会社が国際的な価値観を理解していないと指摘した。歌詞には「キング・トランプの私兵」や「トランプの連邦の暴漢」など政治的含意を帯びた表現が含まれていた。
コルベットの最終回では、ポール・マカートニーとともに「Hello, Goodbye」を演奏するほか、エルビス・コステロ、ルイス・カト、ジョン・バチストも参加した。このフィナーレはニューヨークの有名なエド・サリバン・シアターで収録され、劇場全体が巨大な緑のワームホールに飲み込まれるという映像効果で締めくくられた。コルベットとマカートニーは一緒に劇場の照明を消し、33年間続くCBSのレイトショーの時代の終わりを告げた。
業界の変化と政治的圧力
コルベットは最近、『ハリウッド・リポーター』とのインタビューで、番組の終了は伝統的なネットワークTVモデルの衰退と関連していると認めたが、「多くの人が別の理由があると思っている」と述べた。決定のタイミングは、パラメーターの84億ドル規模のスカイダイスとの合併が米政府の承認を必要とした時期と一致した。また、CBSはドナルド・トランプとの1600万ドルの訴訟を解決していたが、コルベットはそれを「あらゆる意味で賄賂」と呼んだ。
トランプ自身は、自身のSNSプラットフォーム「トゥース・ソーシャル」で番組終了を祝しており、「コルベットの解雇を愛している。彼の才能は視聴率よりさらに劣っている。次の司会者がジミー・キムメルだと聞いたが、彼の才能もコルベットよりさらに劣っている」と投稿した。大統領の公開的な喜びは、番組終了が純粋に財務上の理由によるものではなく、政治的動機によるものであるという憶測をさらに火種にした。
遺産と深夜番組の未来
コルベットの深夜番組でのキャリアはほぼ30年にわたる。『ザ・デイリー・ショウ』でジョン・スチュワートとともに務めた後、自身の『コルベット・レポート』を立ち上げ、最終的に『レイトショー』を担当した。政治的人物やメディアに対するユーモアたっぷりの批評スタイルは、このジャンルに大きな影響を与えてきた。ジミー・キムメル、ジョン・オリバー、ジミー・ファロン、セス・マイヤーズといった深夜番組の同僚たちが最終回に出演し、支持を表明した。キムメルは「コルベットがいなければ深夜番組は同じものではない」と語った。
コルベットの去就は深夜番組テレビの進化において重要な節目となった。CBSは後任の発表をしていないが、ネットワークはデジタルおよびストリーミングプラットフォームへの注力を進める計画だという。コルベット自身は今後のプロジェクトに言及したが、詳細は明かしていない。その間、家族に集中する予定で、最終回の放送後すぐに家族とともにワシントンD.C.での結婚式に出席する予定だった。
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