ロサンゼルスを拠点とするエンターテインメント広告代理店ネットワーク「テリー・ヘインズ・アソシエイツ」は、木曜日にコンテンツスタジオ「MDRN Logic」を買収した。取引の財務詳細は明らかにされていない。

今回の買収により、MDRN Logicはテリー・ヘインズのポートフォリオに加えられ、デジタル・ソーシャル専門の「ホームブレッド(Homebrew)」、アウトオブホーム広告の「THACreate」、体験型イベントの「The MRKT」など、既存の代理店と統合される。MDRN Logicの幹部は現状のまま留任し、エリカ・コートス氏がCEO、マイケル・ベネット氏がチーフ・グロース・オフィサー、アラン・ゴングルメズ氏がチーフ・ストラテジーオフィサーを務める。

テリー・ヘインズの会長であるグラント・ネミロウ氏は、今回の買収を称賛した。「MDRN Logicは、我々が常に目指してきた創造性と文化的な関係性を代表しています。」同社は映画、テレビ、ストリーミング、ゲーム、スポーツ分野のクライアントを対象に業務を行っている。

MDRN Logicは最近の受賞歴も併せて紹介されている。同スタジオは、ウィーデン+ケンネディ(Wieden+Kennedy)と共同で制作したドアダッシュ(DoorDash)キャンペーンにより、カンヌ・ライオンズ(Cannes Lions)フェスティバルでグランプリ・チタン賞を受賞した。現在のプロジェクトにはソニーの仕事も含まれており、過去のクライアントにはエピック・ゲームズ(Epic Games)があり、MDRN Logicは最新のフォートナイト(Fortnite)ゲームのローンチをサポートした。また、グッシャーズ(Gushers)の「フルーツヘッド(Fruithead)」キャンペーンのブランドコンテンツ制作にも携わった。

MDRN LogicのCEOであるエリカ・コートス氏は、広告業界の変化について語った。「ブランドにとって、伝統的な大規模代理店が魅力的でなくなったという転換点に来ているのは明らかです。」今回の買収により、テリー・ヘインズはクライアントに、戦略から実行に至るまで幅広いサービスを提供できる体制が整った。

テリー・ヘインズ・アソシエイツは、エンターテインメント業界向けのカスタマイズされたマーケティングソリューションで知られている。MDRN Logicのコンテンツ制作の専門性を加えることで、文化的な感覚を持ち、迅速に対応できるキャンペーンを求めるブランドへの提案力が強化される。業界関係者からは、今回の買収は、大規模なホールディング会社よりも専門的なショップを求めるブランドの需要への対応と見られている。

統合後の企業は、多様な分野をカバーする体制を築いている。ホームブレッドはデジタル・ソーシャルメディア戦略を担当し、THACreateはアウトオブホーム広告に注力し、The MRKTはイベントや没入型体験に特化している。MDRN Logicは、ハイエンドのコンテンツ制作とデザインの分野で空白を埋める。

これらの事業の拠点はロサンゼルスにある。テリー・ヘインズのクライアントは、ハリウッドをはじめとする映画スタジオやゲーム業界の主要企業を含む。今回の買収は、メディア消費の断片化やプラットフォームの変化に対応するため、広告代理店が合併を進める中での出来事である。