イラン外務省報道官のイスマイル・バカイ氏は2026年5月23日、テレビインタビューで、イランと米国が戦争終結のための14項目の了解覚書(MOU)の最終段階に入っていると述べた。HispanTVが報じた。バカイ氏は、最近の交渉においてパキスタンが重要な仲介役を果たしたと強調し、パキスタン陸軍長官アシム・ムニール将軍が率いる代表団がテヘランを訪問したことを挙げた。交渉の焦点は、戦争終結、米国海軍の圧力(海運封鎖)の停止、および凍結されたイラン資産の解放に向けた措置である。
米国が追加要求
イランのタスニム通信によると、米国大統領ドナルド・トランプ氏は戦争終結MOUの暫定的な条項を改訂し、イランに対し追加の譲歩を要求している。交渉に詳しい関係者はタスニムに語った。この関係者は、イランはトランプ氏の改訂案を自動的に受け入れるわけではないと指摘し、イラン側も独自の修正案を盛り込んでいると述べた。さらに、現時点では何も確定されておらず、イランは合意が成立しない可能性に備えていると強調した。
膠着状態と不確実性
バカイ氏は、イランが米国が同じ目標にコミットしていることを完全に確信することはできないと認めつつ、両国が合意に近づいたか、あるいは距離を広げたかを問われた際、状況は依然として流動的だと述べた。ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ氏がMOUの条項を厳しくし、改訂案をイランに送ったと報じた。タイムズ紙は報告書で3人の関係者を引用したが、変更内容や米国の立場についてはさらに詳しい情報を提供しなかった。
戦争終結への焦点
バカイ氏は、イランは米国とイスラエルが強制した戦争の終結に集中しており、イスラム共和国の14項目の提案に基づいていると強調した。報道官は、交渉には様々な波があり、現段階がこれまでで最も進展していると指摘した。パキスタンの支援を受けたイラン代表団は、テヘランとワシントン間の通信を促進する上で重要な役割を果たしてきた。しかし、米国が条項を変更したと報じられているため、妥協の余地がどれだけ残っているかは不明である。
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