ドナルド・トランプ米大統領は20日、ホワイトハウス南側の芝生で「UFC FREEDOM 250」イベントを開催した。これはトランプ氏の80歳の誕生日と、米国建国250周年記念行事の一部として行われた。トランプ氏はUFCプロモーターのダナ・ホワイト氏の隣に座り、副大統領のJ・D・バーンス氏、フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグ氏、中東担当特別代表のスティーブ・ウィトコフ氏らが出席した。イベントには7試合が組まれ、芝生の上では限られた観客が観戦し、エリプス(広場)の巨大スクリーンでは数千人が視聴した。
注目された場面と論争
イベント中、観客がトランプ氏のために「ハッピーバースデイ」を歌った場面が注目された。トランプ氏の直系家族全員が出席し、UFC選手が元第一夫人のミシェル・オバマ氏について不快な発言をした際、トランプ氏は一瞬笑顔を見せた。UFC選手のジョシュ・ホキット氏は試合勝利後、「最後に、ミシェル・オバマは男だが、俺の言う通りだろう、アメリカ?」と述べた。この発言に対し、観客からは拍手とブーイングが混在した。
バーンス副大統領は、ローマ法王の兄でMAGA支持者のルイ・プルヴォ氏をトランプ氏に紹介する場面も見られた。プルヴォ氏は米国国旗と「USA」の文字が描かれたシャツを着ていた。イベントはホワイトハウス外での抗議活動によって影を落とすことも。批判者たちは、ホワイトハウスでのUFCイベント開催が政治的・文化的な意味を持つと懸念を表明した。
天候や警備、戦略的発表
イベントは、先週のリンカーン記念堂での宣伝イベントで、雷雨や強風による混乱の可能性があった。UFCは雨天決行を発表した。エリプスでは軍装車や飲料販売所、無料の水が提供され、警察が秩序を保つため配置された。
イベント開始前、トランプ氏はイランとの合意を発表し、ホルムズ海峡の無料開放と米海軍の封鎖解除を認可した。「世界中の船、エンジンをかけろ。石油を流せ!」と、UFCイベント数時間前、自身のSNSに投稿した。イベントはドイツでも報道され、トランプ氏とUFCの関係は単なる個人的な友情を超えるものと描かれ、2024年の共和党全国大会でトランプ氏を支持したダナ・ホワイト氏の姿勢が強調された。
試合のハイライトと医療介入
メインイベントではイリア・トプルリア選手がジュース・ゲイジー選手と対戦。トプルリアは試合中盤で眼に出血し、リングサイドの医師が試合を中断しようとした。観客が「戦え!」と声を上げ、審判と相談した結果、試合は4ラウンドまで続いた。前半の試合では、ディエゴ・ロペス、ボ・ニッカル、マウリシオ・ラフィ、ジョシュ・ホキット、シーラン・オマリー、シリル・ガーンらが勝利を収めた。
トランプ氏がホワイトハウスの芝生でイベントを開催したことは、支持者からは歓迎され、批判者からは疑念を抱かれた。政治とスポーツ、文化的象徴の組み合わせは、公共の場でのイベント開催の適切性について議論を呼んだ。UFC FREEDOM 250は、UFC史上最も規模の大きなイベントとされ、ダナ・ホワイト氏は「国と世界のために戦う」と述べた。
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