台風ドーリンは16日、沖縄県を通過し、4万4千棟が停電し、5人が負傷した。沖縄県によると、最大風速162km/h(101mph)を記録し、気象庁は「非常に強い」台風として分類した。

沖縄で大規模な混乱

台風の到来に備え、那覇国際空港は15日に閉鎖され、那覇を発着するすべてのフライトが中止された。気象庁は高波や高潮、落雷の危険を警告し、住民に屋内にとどまるよう呼びかけた。地元の当局によると、5人の高齢者が非致死的なけがを負い、そのうち3人は強風で転倒した。

日本放送協会(NHK)によると、那覇市では強風によって多くの木が倒れ、1件では駐車場で車がひっくり返り、オイルが漏れているのが見つかった。この台風は、日本最南西部の沖縄と阿伊予諸島に影響を与えた。

中国、上陸に備え避難と閉鎖

ドーリンは17日深夜から18日朝にかけて、中国東部沿岸に上陸する見込み。浙江省の当局は沿岸台風警報を最高レベルに引き上げた。寧波リシェ国際空港は現地時間16日午後11時30分(協定世界時15時30分)から運航を停止し、17日はすべてのフライトを中止すると発表した。

同省では台風対策として港湾やフェリーの運行も停止している。この台風は、西太平洋で発生した最新の台風で、この地域では年間で通常25個の熱帯低気圧が台風に達する。気象庁によると、そのうち約3個が日本に上陸する。

エルニーニョ現象で台風が強化

今年は強いエルニーニョ年であり、専門家は台風がより強くなる可能性が高まると指摘している。西太平洋では通常、5月から10月にかけて台風シーズンとなり、このような嵐が頻繁に発生する。台風とは、北西太平洋で発生する嵐を指し、大西洋や東太平洋で発生する嵐はハリケーンと呼ばれる。

台風ドーリンが中国へ向かう中、当局は引き続き台風の進路を監視し、被害を最小限に抑え、公衆の安全を確保するための警告を発している。