米国は10日、キューバの大統領とその直系家族、カストロ一族の関係者らに新たな経済制裁を発動した。これにより、共産主義政権のキューバに対する米国の圧力をさらに強化した。

制裁対象は主要人物と機関

制裁の対象には、元大統領ラウル・カストロの息子と孫が含まれた。ラウル・カストロは現在、公式な役職を務めていないが、島の将来に関する重要な決定に影響力を行使している。

また、大統領ミゲル・ディアス=カネルとその妻、義理の息子も制裁の対象となった。さらに、革命武装部隊省やいくつかの機関も制裁対象に含まれた。

キューバへの圧力強化

米国は長年にわたってキューバに経済封鎖をかけており、ドナルド・トランプ大統領はここ数か月で圧力を急激に強めている。

実質的な燃料封鎖により、キューバのエネルギー危機は深刻化し、すでに脆弱な経済への打撃を与えている。

米国国務長官マーコ・ルビオ氏はX(旧ツイッター)で、「米国はもはやラジカルなマルクス主義政権が米国や他地域に広げる『毒々しく邪悪な『革命』』を許容しない」と述べ、キューバの「破壊的で過激な活動」を支えるネットワークを狙ったと語った。

ルビオ氏は、制裁の対象に革命武装部隊省、キューバ人民友情協会、アミストゥル・キューバ、革命防衛委員会が含まれると述べた。

「これらの制裁対象にサービスを提供する者は、自ら制裁の対象となる危険がある。外国の銀行や企業がこれらの機関にサービスを提供する場合は、その活動を凍結すべきだ」とルビオ氏は述べた。

過去の措置と今後の意図

財務省の今回の措置は、2025年にワシントンがキューバ大統領や高官のビザを制限した措置に続くものである。

トランプ大統領は繰り返し、ベネズエラに次いでキューバ政府が米国の圧力に屈する可能性を示唆している。