米中央軍司令部(CENTCOM)によると、米空母と弾道ミサイル防衛艦が複数回の無差別なイランの攻撃を回避した。これに応じて、米軍はイラン革命防衛隊(IRGC)所属の原油タンカー「ダウンリー」をカーラン島沖、および「スターキー1号」をジャスク近郊で永久に運用不能にした。また、無荷重の原油タンカー「キロ」は複数回攻撃を受け、完全に破壊された。
ペルシャ湾での緊張の高まり
ペルシャ湾外でも、米軍の行動はエスカレーションの一環である。CENTCOMの声明によると、IRGCに対し明確なメッセージを送っている。米軍の艦船2隻が攻撃された場合、米軍はイランの艦船3隻を破壊することで、さらに高い経済的コストを課すと。CENTCOM司令官のブラッド・クーパー海軍中将はこの点を強調した。
米国防長官のピート・ヘグゼスはX(旧ツイッター)で、イランが米軍の船を攻撃すれば、米軍はイランの原油タンカーを破壊すると述べた。さらに、中東やインド太平洋地域でイランの原油タンカー艦隊を攻撃する可能性があると指摘した。イランの原油タンカー艦隊は、海軍や空軍を持たず、防衛能力が欠如していると述べた。
イランの反応と地域への影響
イランの国家通信社IRNAは米国の声明を伝えた。イラン当局は、いかなる攻撃に対しても強硬に応じると強調したが、イラン指導部からは公式な声明は出ていない。6日早朝、イランの通信社はカーラン島近海で米軍がタンカーをミサイル攻撃したと報じ、4発のミサイルが船に撃ち込まれたと伝えた。タスニム通信によると、死者や負傷者は出ていない。
CNNが確認した音声では、米軍の航空機が緊急チャネルを通じて船に警告を発していた。警告の1つでは、米語訳の声が「モータータンカー・スターキー1号、これは米軍の航空機です。私はあなたの船尾に向けて発砲準備をしています」と述べた。
地域の懸念と市場への影響
一方、アラブ首長国連邦(UAE)は、ホルムズ海峡で自国が保有する国有企業「アドノック」の2隻の船が攻撃されたことを非難し、責任はイランにあると主張した。UAEの外務省は、この攻撃は国連安全保障理事会決議2817の違反であり、航行の自由を再確認するものだと述べた。UAEは、ホルムズ海峡での商用船への攻撃をイラン革命防衛隊による「海賊行為」と呼び、グローバルなエネルギー安全保障への直接的な脅威だと指摘した。
ホルムズ海峡はグローバルな貿易にとって重要な輸送ルートであり、米国とイランの対立が続く中、既に実質的に封鎖されている。これにより、原油やガス、肥料の価格が世界中で上昇している。米国とイランの間で60日間の停戦協定が6日、期限切れになる。
米軍は最近、ホルムズ海峡を通る40隻の商用船(約1800万バレルの原油)を護衛した。2人の米政府関係者によると、作戦中、巡航ミサイルを撃ち止め、複数回のドローン攻撃を撃退した。この成功した防衛により、市場の不安がやや落ち着き、原油価格もやや下落した。
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