輸入増加と輸出減少

米国商務省の経済分析局と国勢調査局が火曜日に発表した報告書によると、輸入は前月比3.3%増の395.3億ドルに上った一方、輸出は3.2%減の317.7億ドルだった。

全体として、貿易赤字は前月比42.2%増の77.6億ドルとなり、1年間で最大の増加幅を記録した。

AI投資と半導体輸入の急増

赤字の急増は、経済全体で人工知能(AI)への投資が急増している中でのものだった。特に半導体の輸入額は12億ドル増加した。

石油・ガス分野では、米国とイランの戦争にもかかわらず、原油の輸入額が記録最高を更新した。原油輸入額は15億ドル増加した。

自動車部品やエンジンの輸入額は22億ドル増加した。乗用車の輸入額は10億ドル増加した。これは、関税の圧力が高まる中、自動車メーカーが米国内への生産移転を進める動きが背景にある。

トヨタの拡大とトランプ氏の反応

トヨタは米国での自動車生産拡大に36億ドルを投資すると発表した。日本自動車メーカーは2030年までに、テキサス州サンアントニオにある工場でトヨタ・タコマの生産を開始する計画を明らかにした。

米国大統領のドナルド・トランプ氏はソーシャルメディア・トゥルース・ソーシャルで、この動きを「非常に大きな話だ」と称賛し、「関税が機能している」と投稿した。

データによると、米国は5月にベトナム(20.6億ドル)、メキシコ(20.1億ドル)、台湾(19.4億ドル)、中国(14.5億ドル)、欧州連合(9.3億ドル)との貿易赤字が最も大きかった。一方で貿易黒字が最も大きかったのはオランダ(9.1億ドル)、香港(5.6億ドル)、南米・中央米(4.8億ドル)、オーストラリア(1.9億ドル)、英国(1.4億ドル)だった。

隣国のカナダは貿易黒字が4か月連続で拡大し、2025年2月以来の高水準を記録した。カナダ統計局が火曜日に発表した貿易データによると、米国への輸出額が過去4年間で最高になった。

カナダの貿易黒字は4億2400万カナダドル(約2億9800万米ドル)で、前月比0.9%増だった。