軍事行動の可能性を示唆
トランプ氏は自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イランには時限が迫っている。すぐにでも行動を起こさなければ、何も残らなくなる」と述べた。
投稿では「時間は限られている!」と大文字で強調した。
強硬な言辞とAI画像
トランプ氏は、イランに対する軍事行動の可能性を示唆する一方で、前日には自らが軍艦の上に立っている画像を投稿。「嵐の前の静けさ」というキャプションを添えた。
対伊戦争は2月28日にイスラエルと米国が共同でイランを攻撃したのをきっかけに始まった。トランプ政権はイランの弾道ミサイル体制の解体や地域同盟国の断絶、核濃縮プログラムの終了などを目標に掲げている。
イランが要求と言辞を批判
4月7日、トランプ氏はイラン全土の破壊を示唆する投稿を行った。これに対し批評家はジェノサイドの呼びかけと同様のものだと指摘した。「今夜、文明全体が滅び、二度と戻ることはないだろう。私はそれを望まないが、おそらくそうなってしまう」と投稿した。
投稿された数時間後、米国とイランは停戦合意に調印。それ以来、停戦が続いてきたが、双方とも互いの違反行為を非難している。
トランプ氏は以前、イランの民生インフラへの攻撃を脅迫しており、法的専門家はこれはジュネーブ条約の違反にあたると警告している。
また、5月にFOXニュースとのインタビューで、イラン当局者が米艦船を攻撃すれば「地球の表面から吹き飛ばされる」と述べた。
イランはこうした言辞を過剰だと批判し、トランプ氏の要求も受け入れていない。イラン政府が支援する通信社メフルは20日、「米国は最新の提案で実質的な譲歩を示していない」と声明を発表した。
同通信社は米国が「戦争中に得られなかった譲歩を今求めようとしている」と指摘。「これは交渉の行き詰まりを招くだろう」と述べた。
イラン国防省の報道官アブドゥル・シャカーチ氏はメフルを通じて、米国に対しさらなる脅迫を控えるよう警告。「第三次イラン戦争でアメリカが恥をかいたことを補うために愚行を繰り返しても、それはただの破滅と深刻な打撃をもたらすだけだ」と語った。
テヘランで報道したアル・ジャジーラの記者アルミグダド・アルルハイド氏は、イラン政府が米国の暴力的な言辞を許容しないことを示唆した。「我々の理解では、テヘランではこうした言葉は受け入れられない。イランは毅然とした態度を示しており、直ちに反応するわけではない」と語った。
アルルハイド氏は、両国の敵対的な発言が停戦の崩壊の危機を示唆していると指摘。「両側の言辞の背後には、外交的な時間的余裕が縮まっていることを認識しているという現実がある」と述べた。
「米国とイランの両方で、言葉が強硬で、メッセージも強硬だ。両国とも、引き金を引く準備ができている」と語った。
しかし、フォーリン・ポリシーのアナリストアダム・クレメンツ氏はアル・ジャジーラに対し、トランプ氏の強硬な言辞には「国内的な要素」がある可能性を指摘した。「イランはトランプ氏の20日の投稿を真剣に受け止める必要がある」と語った。
「同時に、トランプ大統領は国内向けに、派手なツイートや発言をする傾向があることは周知されている」と述べた。
クレメンツ氏は、トランプ氏の発言が今後数日中に政権内の高官によって繰り返されるかどうか、そして軍事活動が増えるかどうかに注目する必要があると指摘。「ホワイトハウス報道官は過去、奇妙なマームや風刺画を投稿したことがある」と説明した。
「したがって、時折、政治的な騒ぎや見せかけのことを見過ごし、明確なシグナルに注目することが必要だ」と語った。
コメント
まだコメントはありません
最初にコメントしましょう