法案の主な内容
法案では、大統領選挙を廃止し、今後の大統領を選出する権限を議会に移すと規定されている。マンガワ氏は2017年、軍の支持を得て長きに渡る指導者ロバート・ムガベ氏を失脚させ、その後2018年と2023年の議論を呼んだ選挙で再選された。次に法案は上院に送られ、承認されれば大統領が公布することになる。
これは、ジンバブエ独立(1980年)以来政権を担うZANU-PF党が、憲法改正と大統領任期の延長を推進する運動の集大成である。同党は今年2月、閣僚の支持を得た。マンガワ氏はこれまでに自身を憲法主義者だと表明し、任期制限を尊重すると約束していた。
14日の投票で、議長のジャコブ・ムデンダ氏は、法案に賛成した議員が216人で、憲法改正に必要な187票を上回ったと発表した。反対票は42票だった。改正案には以下の内容が含まれる。1990年以来行われてきた大統領選挙を廃止し、議会が次期大統領を選出する。議会および大統領の任期を5年から7年に延長。2028年に予定されている議会選挙を2030年に繰り下げ。現行の任期制限により、2028年に任期満了を迎えるマンガワ氏は2030年まで政権を維持できる。
反対と法的争い
反対勢力、市民社会団体、憲法専門家らは、こうした根本的な改正は国民投票で承認されるべきだと主張している。当初、マンガワ氏は改革者として支持され、経済成長と民主主義の回復を約束していたが、政権は経済的困難、議論を呼ぶ選挙、民主主義の後退への懸念といった課題を抱えている。
最新の憲法改正は、ジンバブエの政治的未来に関する議論を高めている。反対派は改正が民主的責任を弱体化させる可能性があると警告し、支持者たちは継続性と安定のためには必要な措置だと主張している。2013年に制定された新憲法では、大統領の任期は最大2期とされ、任期の延長を求める動きは国民投票で承認される必要があると規定されていた。また、現職の大統領が延長の恩恵を受けるためには、国民投票で2度承認を得なければならないとされている。
法的結論と世論の反応
しかし13日、国憲法裁判所は法案を阻止するための法的挑戦を却下した。これにより、法案は上院への送付が可能になった。法案の通過はジンバブエの政治的状況に大きな変化をもたらし、民主主義と法治国家の強化に関する懸念が、支持者と反対派の間で高まっている。
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