ムンバイ — 俳優のアクシャイ・カマール氏は、ゲーム番組『Wheel of Fortune』で東北部インド人への人種差別を非難した。視聴者からは、新型コロナウイルスの時期に「コロナ」と呼ばれ、差別されたという体験を語る参加者がいた。

この参加者は東北部出身で、差別的な言葉や不快感をもたらすジョークを浴びせられたと語った。カマール氏はゲームを中断し、その問題に直接言及。「これはやめなければならない」と、オンラインで動画を共有した視聴者によると語った。その後、彼は自身のスタッフの体験を語り始めた。マニプル出身のスタッフは、数年間ムンバイで働いてきたが、毎日差別を経験している。

カマール氏は、そのスタッフが自分に「ネパール人」や「中国人」といった侮辱的な呼び名を浴びせられ続けていると打ち明けた。スタッフはマニプル人だが、実際にはそうではない。カマール氏はそのスタッフの人の人間性を強調し、忠誠心と努力を称えた。「彼は家族のように感じる」とカマール氏は語り、動揺した様子を見せた。この場面は、動画で拡散され、スタジオの観客から拍手を浴び、全国のSNSユーザーからも称賛された。

東北部インドの州(アッサム、マニプル、ナガラン、ミゾラム、アrunachal Pradesh、メガラヤ、トリプラ、シッキム)出身の人々は、長年、インド本土の都市で差別を経験している。彼らの東アジア系の外見を揶揄するような言葉が多く、新型コロナウイルスのパンデミック中には、彼らがウイルスの運搬者だと誤って扱われたこともあった。活動家たちは、数百件のこうしたケースを記録し、差別的な発言に対する厳しい法律の制定を求めてきた。

カマール氏の発言は、以前から社会問題に取り組んできた著名人の声に加わったものである。昨年、歌手のソン・ニガム氏やクリケット選手のユヴァジャ・シン氏も、同様の偏見に反対する声を上げていた。カマール氏が司会を務めるSony Entertainment Televisionの『Wheel of Fortune』では、メンタルヘルスや女性の安全といった社会問題にも取り組んできた。

視聴者たちは、ツイッターやインスタグラムで多くの支持を示した。ある投稿では「アクシャイ・シル、ようやく大きな声を上げてくれた。ありがとうございます」と書かれた。2024年10月10日に放送された回の後、#StopNortheastRacismというハッシュタグがインドで数時間にわたりトレンド入りした。番組の制作側はコメントしていないが、動画は24時間以内に200万回以上視聴された。

マニプル州は、メイティ族とクキ族の間で最近、民族間の緊張が高まり、数千人の住民が避難を余儀なくされている。カマール氏は自身の物語をその出来事とは結びつけていないが、都市部での日常的な差別に焦点を当てた。人権団体は、彼の発言が幅広い対話への一歩であると歓迎した。

『OMG 2』や『Sooryavanshi』などの映画で知られるカマール氏は、現在も撮影を続けており、東北部では特にその立場が称賛されている。地元メディアは彼を味方として称えている。しかし、差別対策に関する公式な対応はまだ出ていない。過去に警察に苦情を提出した人々によると、ほとんど行動が取られていないという。