訴訟の背景
訴訟は「ティックル対ジグル」と呼ばれるもので、ほぼ2年前に開始された。ロクサーン・ティックルさんは、ジェンダーアイデンティティを理由にアプリからブロックされたため、ジグル・フォア・ガールズアプリの創設者サリー・グローバーさんを提訴した。
グローバーさんは最初の判決に異議を唱え、上訴したが、連邦裁判所はこれを却下し、ティックルさんは間接ではなく直接差別されたと判断した。
ティックルさんは20,000豪ドル(14,000米ドル、11,000英ポンド)の賠償金を獲得した。これは当初の金額の2倍にあたる。
法的争点と判決
ジグルの法務チームは、性別は生物学的な概念であると主張し、ティックルさんが差別されたのはジェンダーアイデンティティではなく性別に基づくものだと認めた。
最初の訴訟では、グローバーさんがティックルさんのプロフィール画像に「男性の顔の特徴」を確認した後、ティックルさんをアプリから削除したことが判明した。
グローバーさんは裁判所に、プロフィール画像を見てティックルさんが女性ではないと判断し、アカウントを削除したと述べ、「男性を削除するプロセスと同じである」と強調した。
オーストラリアの「性差別禁止法」では、商品やサービスの提供者がジェンダーアイデンティティに基づいて差別を行うことは違法とされている。連邦裁判所はグローバーさんが違法な直接差別を行ったと判断し、「トランス女性であるティックルさんは、出生時に女性と指定された者がジグルアプリにアクセスする場合よりも不利に扱われた」と述べた。
影響と反応
3人の判事は、最初の判事がティックルさんのアカウント削除がグローバーさんの「最初の視覚的レビュー」に基づく直接差別と見なさなかった点で誤っていたと指摘した。以前の判決では、グローバーさんが間接的にティックルさんを差別したとされていた。
ティックルさんは2021年にアプリをダウンロードし、セルフィーを含む登録プロセスを完了した。その後半年ほどアプリを利用していたが、ブロックされた。
グローバーさんは2020年にジグル・フォア・ガールズアプリを立ち上げた。これは、ハリウッドの脚本家として活動中に男性からのオンラインハラスメントに遭った経験がきっかけだった。
グローバーさんは「携帯電話の掌に届く安全な女性専用の空間を作りたかった」と述べた。金曜日の判決後、グローバーさんは上訴を予定していると発表した。
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