ジョン・トラボルタは、カンヌ映画祭で栄誉パルム賞を授与された。これは映画祭の生涯功労賞として知られている栄誉。BBCによると、72歳の俳優は自身の監督デビュー作『プロペラ・ワンウェイ・ナイト・コーチ』の初上映に出席していた。

トラボルタは授賞式で「これはアカデミー賞以上だ」と語り、フランス語で「完全なサプライズ」と述べた。観客からは拍手が送られた。「信じられない。これは私が期待していた最後のものだった」と語った。

『パルプ・フィクション』や『グリース』、『サタデー・ナイト・フリーバス』などの名作で知られるトラボルタは、この瞬間を「謙虚な瞬間」と表現した。アカデミー賞のノミネート経験は2回あるが、カンヌでの栄誉は特に意味があったと述べた。

トラボルタの映画『プロペラ・ワンウェイ・ナイト・コーチ』は、自身が1997年に出版した児童書を原作としており、「航空機の黄金時代」を舞台にしている。今月後半にApple TVで初上映される。

トラボルタはこの映画を脚本・監督・共同プロデュースし、出演も務めた。娘のエラ・ブルー・トラボルタも出演しており、家族の絆が作品に込められている。

カンヌ映画祭では、今年、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督であるピーター・ジャクソンや、女優・監督・作曲家のバーブラ・ストライサンドにも栄誉パルム賞が授与された。近年、こうしたサプライズ的な栄誉授与は珍しくない。

トラボルタは昨年、デンゼル・ワシントンが同様の賞を受賞したことを言及し、トム・クルーズは2022年に受賞していると述べた。映画祭ではこうした人物への栄誉授与が伝統として継続している。

トラボルタのサプライズ授賞は、映画業界への大きな貢献を称える伝統を示している。また、映画制作の進化の中でベテラン俳優や監督の影響力が続くことも示している。

今回の栄誉は、トラボルタの数十年にわたる芸能界でのキャリアに新たなマイルストーンを追加するもの。『プロペラ・ワンウェイ・ナイト・コーチ』は、俳優としての枠を超えて新たな創造的な役割に挑戦している。

今月後半にApple TVで公開されるこの映画は、ファンに彼の監督としてのビジョンと物語りの能力を披露する機会を提供する。