カンザスシティ・チェスのプロボウル所属ディフェンシブ・タックルクリス・ジョーンズは、チームメイトトラビス・ケルセに対する批判に対してSNSで「シャット・アップ」と2語だけ投稿し、反論した。

この厳しい反応は、元NFL幹部のマイク・タネンバウムがESPNの『スポーツセンター』で、ケルセの契約継続を否定し、自由契約に移るよう発言した数時間後に発表された。タネンバウム氏は水曜日に「フロントオフィスにいるときは、選手が将来どんなプレーをするかを予測する必要がある。過去の成績ではなく、将来の予測が重要だ」と述べ、ケルセを初回投票で殿堂入りできる人物と評価したが、2025年の成績を見ると彼のピークは過ぎていると指摘した。

ジョーンズ氏はかつてのツイッター(現X)にタネンバウム氏の動画を再投稿し、数千人の視聴者とファンからの支持を博した。SNS上ではタネンバウム氏に対する反対意見が広がり、彼がかつてニューヨーク・ジェッツのGMを務めた人物であることも注目された。

ケルセは2025年、78回のキャッチで851ヤードを記録し、チーム最多となる成績を残した。5本のタッチダウンを決め、ファン投票で11回目のプロボウル選出を果たし、タイトエンドの中で最多となる成績を残した。これにより、ジェイソン・ウィッテンと並んで歴代2位に、ケルセの名前が刻まれた。

チェスのフロントオフィスは、自由契約が近づくにつれてケルセの再契約を視野に入れている。3回のスーパーボウル優勝を経験するケルセは、今シーズンのタイトル獲得を目指すチームにとっても重要な存在である。

タネンバウム氏の発言はNFL界全体で議論を巻き起こし、一部のアナリストはケルセの年齢(10月に36歳になる)が懸念材料であると指摘した。

ジョーンズ氏はカンザスシティのディフェンシブ・ラインの中心人物として、チームメイトを擁護する姿勢を貫いてきた。彼の投稿はファンの意見を反映しており、多くの返信で笑顔の絵文字やケルセの価値を称える声が寄せられた。ファンたちは「チェス・キングダム」と自らを呼ぶが、彼らはケルセの大きな場面での活躍を評価している。

タネンバウム氏は映像分析に基づいて自分の主張を展開し、フロントオフィスが将来の予測を過去の栄光よりも重視すべきだと主張した。しかし、ケルセはレギュラーシーズンを通じて安定した成績で反論し、疑問を払拭した。彼の存在はチェスの攻撃陣において依然として中心的な役割を果たしており、パトリック・マホームズが若手選手にボールを配る中でも変わらない。

自由契約が迫るカンザスシティでは、GMのブレット・ヴイッチは、ケルセのようなスター選手の残留と、給与キャップの現実をどうバランスさせるかが課題となる。ジョーンズ氏の反応は、チーム内での忠誠心を示している。

ケルセ自身はこのコメントに対してまだ発言していない。

このやり取りは、2026年の準備に向けたチーム間の緊張を浮き彫りにしている。ケルセのようなベテランは批判を浴びるが、彼らのタイトル獲得の実績は重みを持つ。チェスの選手とファンは明確に示している。「移籍の話は通じない」と。