コロンビア警察は20日、イタリアのマフィア「ンドランゲータ」の幹部とされるジウゼッペ・パレルモ容疑者をボゴタで逮捕した。同容疑者はイタリア国籍で、同組織の最も結束の強いグループのリーダーとされる。逮捕に際しては、コロンビア、イタリア、英国、欧州警察機構(ユーロポール)が連携した。

コカイン密輸の主犯とされる

パレルモ容疑者は、コロンビア、ペルー、エクアドルから欧州への大規模なコカイン密輸を統括し、海上および陸上ルートの管理を担っていたとされる。コロンビア警察長官のカルロス・フェルナンド・トリアナ氏は、パレルモの活動がンドランゲータのイタリア国外への拡大の一環であると述べた。

ンドランゲータは、イタリアで最も権力があり、隠密性の高い犯罪組織とされる。特にコカインの欧州への密輸に関与していると広く信じられている。今回の逮捕は、インターポールが発令した赤色通缉令により可能になった。この通缉令により、196か国でパレルモの逮捕が求められていた。

2023年のコカイン生産量は過去最高

国連によると、2023年の違法コカイン生産量は3708トンに達し、前年比で34%増加した。これはコロンビアでのコカ葉の栽培拡大によるものとされている。コロンビアは地域のコカイン生産の中心地である。

コカインを含む世界の違法薬物取引の市場規模は年間5000億ドルを超えると推定されており、問題の経済的規模が強調されている。コロンビア当局は、この取引を助長するネットワークへの対応において国際協力の重要性を強調している。

国際的な動きと背景

パレルモの逮捕は、国際的な協力が拡大しているという広範な傾向の一環である。ンドランゲータはヨーロッパやラテンアメリカで複数の重大な捜査と関連し、法執行機関の戦略の変化に対応しながらその影響力が拡大し続けている。

別件として、米国ではアンドリュー・マウントベイテン=ウィンザー容疑者の公職者としての不適切行為の疑いで逮捕された件が注目されている。特にジェフリー・エピスン事件に関連する米国人に対する起訴がなぜ進んでいないかという疑問が浮かんでいる。BBCによると、今年早々に数百万件の文書が公開されたにもかかわらず、米議会の一部議員はエピスンに関与した米国人に対する刑事捜査がなぜ行われていないかを問っている。