欧州連合(EU)と英国は23日、ウクライナの子どもを強制的に移送し、軍事化しているとしてロシアの23人および85人を制裁すると発表した。これにより、戦争が開始されて1年間で、EUと英国が合わせて108人を制裁することになった。
EU、23人を制裁
EUは23日、ウクライナの子どもをロシアの思想に染まらせるためのプログラムに関与した23の政府機関や個人を制裁すると発表した。EUの声明によると、ロシアは2022年2月の全面侵攻以降、約2万500人のウクライナの子どもを強制的に移送・転送している。EUはこれらの行動を国際法の重大な違反と定義した。
制裁措置には資産凍結と入国禁止が含まれ、EU加盟27カ国がカナダおよび英国と連携して承認した。EUのトップ外交官、カジャ・カッラス氏は記者会見で「子どもを盗むことは偶発的なものではなく、ロシアの意図的な政策であり、ウクライナの未来に対する計算された攻撃である」と述べた。
英国、「戦士センター」など85人を制裁
英国も同日、ウクライナの子どもを強制的に移送・軍事化するロシアの活動に関与したとして85人を制裁すると発表した。対象の約3分の1は、英国が指摘するロシアのキャンペーンに関与している。その中に「戦士センター」と呼ばれる施設が含まれた。英国によると、このセンターではウクライナの子どもが軍事訓練やプーチン政権に忠誠を誓う思想教育を受けている。
これらの制裁は、西側諸国がロシアの戦争能力を削ぐための広範な努力の一部である。英国とEUは、ウクライナ社会と国家アイデンティティを弱体化させる戦略の一環として、強制移送の意図的な性質を強調した。
米国、300人超を制裁
別途、米国はロシアの戦争活動を支援しているとして300人以上を制裁すると発表した。国務省は100人以上の個人や団体を制裁し、中国などの第三国に拠点を置く者やロシアの防衛・エネルギー部門を支援する団体が含まれた。制裁は、回避行為の阻止やロシアの将来のエネルギー収入の削減、そしてウクライナの子どもを強制移送した悪質な当局者を狙う。
米国の制裁措置には、ロシアの「アルクティックLNG2」プロジェクトや他のエネルギー計画に対する制限も含まれる。国務省はロシアの戦争機械を支援するベラルーシの団体も制裁対象とした。すべての指定は、ロシア政府の有害な外国活動に対する制裁を許可する大統領令14024号に基づいて行われた。
米国は、ロシアの軍需産業の基盤に対する支援を妨害し、国際金融システムを戦争目的に悪用する能力を削ぐために、すべての可能な手段を引き続き活用すると強調した。
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