フランス保健省は20日、コンゴ民主共和国(DRC)で勤務した医師にエボラ出血熱の感染が確認されたと発表した。患者は現在、安定した状態で、専門施設で治療を受けている。

コンゴでのエボラ感染拡大

今回のエボラの感染拡大は、ワクチンや治療法のないバンドゥブギヨ種によるものである。AOL.comによると、このウイルスはすでにアフリカで1000人以上を感染させている。感染は東部のイテリ、南キヴ、北キヴの3州に集中しており、イテリ州だけで確認された感染症例の90%以上を占めている。

WHOは今週、DRCで感染した75人の医療従事者のうち17人が死亡したと報告し、医療従事者が直面するリスクの高さを強調した。アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)と米国の公衆衛生当局は、今回の感染拡大が歴史的に最大級の可能性があると警告している。

フランスの対応と公衆衛生対策

フランス保健省は、DRCから帰還した支援活動者に対する「専用監視システム」を導入した。フランスの患者は、今回の感染拡大でヨーロッパで報告された最初の症例である。一方で、米国が発表したフランスへの旅行アドバイスでは、エボラはリスクとして言及されておらず、テロや治安問題に焦点を当てている。

WHOは、一般市民へのリスクが「非常に低い」ため「パニックになる必要はない」と強調している。同機関のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長も、バンドゥブギヨ種は比較的珍しいため、感染拡大を防ぐための取り組みが継続されていると述べている。

広範な影響と公衆衛生上の懸念

WHOによると、エボラ出血熱は重症で致死率の高い病気で、平均致死率は約50%である。過去の感染拡大では、致死率が25~90%に達したこともある。フランスの患者は現在、安定した状態にある。保健当局は、フランス滞在中に医師と接触した可能性のある人を追跡している。

エボラ対応が続く一方で、他の地域では別の公衆衛生上の問題が継続している。コンラリーでは、大規模な市営ごみ焼却場から発する有毒ガスに住民が苦しんでいる。住民たちは呼吸困難や長期的な健康被害を訴え、子どもたちが特に汚染の影響を受けていると述べている。