ドイツ首相のフリードリヒ・メルツ氏は、2つの地方選挙の出口調査で自らの中心右派のキリスト教民主同盟(CDU)が壊滅的な敗北を喫したにもかかわらず、職を続けると表明した。北東部のメクレンブルク=ヴェストフィリア州では、CDUが議会入りするにもかかわらず僅差で、ドイツのための代替案(AfD)が最多得票を記録する見込みだ。メルツ氏はこの結果を「惨事」と表現した。
首都ベルリンでも、統治政党であるCDUは「左翼(Die Linke)」に敗れる見込みだ。メルツ氏は支持率の低さと、途中で交代する可能性があるという噂のせいで、圧力にさらされている。投票は日曜日に実施され、2週間前には右翼のAfDがザクセン=アナハト州で大勝し、CDUの得票が半減していた。
AfD、州選挙で勢いを増す
両州の投票は現地時間午後6時(英国夏時間午後5時)に終了し、最終結果は数時間後に発表される見込みだ。公的放送局ZDFによると、メクレンブルク=ヴェストフィリア州ではAfDが38%の得票率を記録する見込みだ。しかし、他の政党が協力拒否を表明しているため、州を支配することは難しいと予測されている。ベルリンでは、投票終了時点でCDUの得票率は20%で、左翼はほぼ26%を記録する見込みだ。
日曜日の選挙に先立ち、ドイツ国内ではメルツ氏が政権運営の状況が改善しない限り交代される可能性があるとの憶測が高まっていた。今週早々、ドイツの8州の首長らがメルツ氏を支持した。メルツ氏は現職に就任してから16か月しか経過していない。
憶測と政治的圧力が増す
最近の政治的挫折の後、メルツ氏はますます注目されている。メクレンブルク=ヴェストフィリア州とベルリンでの惨敗は、CDUの未来に対する懸念を高めている。支持者の維持に苦労するCDUの状況は、メルツ氏が職を続ける上で直面する課題を浮き彫りにしている。AfDの州選挙での影響力の増大は、ドイツの政治の舞台における重要な発展と見られている。
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