人権団体アムネスティ・インターナショナルの調査により、インド政府軍が昨月のデモで、催涙弾や電気鞭、さらには金属弾を発射する散弾銃や手榴弾を使用したことが確認された。

試験不正問題で大臣の辞任を求めるデモ

7月20日、数千人がデモに参加し、国会通りを封鎖し、当時の教育大臣ダルマンドラ・プラダンの辞任を求めた。これは、国立試験の問題漏洩や不正行為が相次いだためだった。

その日の警察と準軍事部隊による対応で、100人以上の学生が負傷した。インド紙が入手した病院記録によると、金属弾による傷跡が確認された。

野党の反応と政府の否定

インドの野党リーダー、コンGRESS党のラフル・ガンジーは、内務大臣アミト・シャーに警察暴行に関する質問を求める一方、デモ参加者とともに辞任を要求した。

しかし、証拠が積み重なる中、モディ政権は警察の対応が慎重だったと繰り返し主張し、過剰な力の行使を否定した。

アムネスティの調査では、インドの警察規則自体が通常状況では使用を避けるべきと警告している戦術が使われていたことが分かった。

7月20日のデモと若者の動員

7月、国家試験問題に関する不正行為への対応として、コックローチ・ジャンタ・パーティ(CJP)というユースリーダーのユーモラスな運動が台頭し、教育大臣の辞任を求めるデモを呼びかけた。

そのデモの2日前、絶食抗議を行っていた著名活動家ソンン・ワンチョクが警察に強制的に排除された。この行動は、デモ参加者をさらに増やすきっかけとなった。

デモ当日の朝、警察は催涙弾を発射し、その後電気鞭や金属弾銃でデモ参加者を攻撃した。アムネスティのエビデンス・ラボは、ビデオや写真、目撃者証言をもとにこれを確認した。

アムネスティは、政府軍がバリケードを設置し、通信を遮断していたことも確認した。人権団体の報告書では、デリー警察が過剰な力の行使を否定したと記録されている。警察は、インド最高裁判所の公聴会でもこれと同じ主張を繰り返した。

アムネスティは、警察の主張は「直接矛盾している」と述べている。

7月20日のデモから4日後、全国的なデモが広がる中、ビハール州シワン町の警察がデモ参加者に発砲し、3人の若者が負傷した。

金属弾の使用と医療記録

7月20日のデモ後、デモ参加者の金属弾による傷跡を示す動画や写真が公開され、医療記録にも記録された。

エビデンス・ラボは、デリーのコナウント・プレイスと国会通りの交差点で、準軍事部隊の迅速対応部隊(RAF)の隊員が散弾銃で群衆に発砲した動画を確認した。

少なくとも2人のデモ参加者が、鳥猟用の金属弾(birdshot)による傷跡を負っていた。医師は、これは金属弾によるものだと確認した。「幸い骨は無傷だが、体は深刻な傷跡を残している」と1人のデモ参加者はアムネスティに語った。

アムネスティは、金属弾は広範囲に散らばるため、警察目的には開発されておらず、「命中精度が低く、対象者だけでなく周囲の人々にも深刻なけがのリスクがある」と指摘した。

アムネスティは、インド政府の警察研究開発局が推奨するように、金属弾銃発射前に公的に警告を発する措置が警察側で取られなかったことも確認した。

警察は、インド管理のカシミールで金属弾を10年以上使用しており、2016年の市民暴動で初めて大規模な失明が発生した。

デリー警察は、最新のデモでの金属弾によるけがの報告を「偽情報」だと否定し、「完全に誤解を招くものである」と警告し、「デマを広める者には法的措置を取る」と述べた。

その後、インドの準軍事部隊による内部調査では、少なくとも7発の金属弾弾薬が発射されたことが確認された。

催涙弾と警棒の使用

アムネスティとアル・ジャジーラが確認したように、政府軍はデモ参加者を追い払うために、催涙弾を複数回使用した。

「大量の爆発エネルギーを放出する催涙弾は非常に危険であり、公共集会での使用は禁止されるべきだ」とアムネスティは述べ、学生の近くで爆発する催涙弾の動画を引用した。

団体はまた、目撃者によると、「催涙弾がデモ参加者の頭上からではなく、直接デモ参加者に向かって投げ込まれた」と指摘し、これは国連が提示する「非致死性兵器の使用に関する指針」に反していると述べた。

アムネスティは、警察がインド式の警棒(lathi)を用いてデモ参加者を殴打したという主張も確認した。国連の拷問に関する特別報告者は、警棒は「通常の警棒よりも運動エネルギーが強く、過度の痛みを引き起こすため、本質的に残酷・人道的でない」としている。