ペゼシキアン大統領は、パキスタンの首都イスラマバード近郊の軍基地に到着し、パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領、シェハバズ・シャリフ首相、イシャク・ダル副首相兼外相らが迎えた。

大統領の訪問中、シャリフ首相と会談する予定で、ザルダリ大統領とも会う見込み。パキスタン外務省によると、ヨーソフ・ラザ・ギラニ上院議長、アイヤズ・サディク国民議会議長、イシャク・ダル副首相兼外相もイラン大統領を訪問する。

「今回の訪問を通じて、貿易やエネルギー、国境の安全、民衆間の交流、地域の連携など、幅広い分野での協力関係を再確認し、新たな協力の可能性を探る」と外務省は声明で述べた。

ペゼシキアン大統領の訪問は、パキスタンとカタールが仲介した米国とイランの重要協議の結果に続くもの。協議の結果、米国は凍結中のイラン資金120億ドルを解凍し、国際的な制裁措置を一時的に緩和し、イランが原油や石油化学製品を販売できるようにする。制裁の緩和は8月21日まで続く。協議では、最終合意に向けた60日間の道筋も確認された。

ペゼシキアン大統領は、2025年8月にイランとイスラエルの12日間の戦争後に初めて海外を訪問した際、パキスタンを訪れており、今回の訪問が2度目となる。これは、パキスタンがイスラマバード覚書に調印し、米国とイランの外交的対話の橋渡しを果たしたことへの感謝の意を示すものと広く見られている。

イスラマバード覚書は、スイスで進行中の外交プロセスの正式な出発点となった。パキスタン外務省は声明で、「今回の訪問は、イスラマバード覚書に続く外交的取り組みや、両国にとって重要な地域・国際情勢について議論する重要な機会を提供する」と述べた。