イスラエルとヒズボラは、昨夜の空襲で少なくとも47人が死亡したのを受けて、レバノンでの停戦に合意した。この停戦は現地時間午後4時(英国時間午後2時)に発効したが、合意後もイスラエルの空襲が続いているとの報告がある。

ヒズボラへの対応と米イラン合意

イスラエルは、ヒズボラによる繰り返す違反行為、特に昨夜4人のイスラエル国防軍(IDF)兵士を殺害した攻撃への対応として空襲を行ったと述べた。IDFは「直ちに脅威を排除し続ける」と述べ、「ヒズボラの違反行為には応答する」と誓った。

BBCによると、今回の停戦は今週早々に署名された米イラン合意の初期的な試金石となる。この合意では、レバノンを含むすべての戦線での軍事行動を「直ちにかつ永久に」終了するよう求めている。イランのアッバス・アラーグチ外相は、「約束の破りは米国に帰責される」と述べた。

政治的反応と緊張の持続

ドナルド・トランプ氏は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、「ヒズボラのメンバーが建物に侵入したからといって毎回建物を破壊する必要はない」と不満を表明した。トランプ氏はイラン合意が破綻するのを避けたい一方、ネタニヤフ首相はトランプ氏とイスラエル国民の両方を納得させる圧力にさらされている。

イスラエル国防相のイゼル・カッツ氏は、イスラエルがレバノン領土の約5%を占領している状況からの撤退に反対し、もしイランがレバノンの出来事によってイスラエルを攻撃すれば、「全力で応戦する」と誓った。

極右の国家安全保障相イタマール・ベン・ギヴィル氏はXで「トランプの合意は我々を束縛しない」と述べ、ヒズボラの解体を誓った。反対派のヤアール・ゴラン氏は、この合意は「イスラエルの頭上に結ばれた」と述べた。

空襲と避難の継続

AOL.comによると、レバノン国家通信社(NNA)は、南レバノンのカファ・テブニットでイスラエルのドローンによる攻撃が車両を狙い、1人が死亡したと報じた。これは、中東全域での紛争終結合意が発表されて以来、イスラエルによるレバノンでの最初の致死的攻撃となる。

タイールへの攻撃後、IDFは地域全体への避難命令を出した。IDFのアラビア語報道官アヴィチャイ・アドレーユ氏はXで、「テロ組織ヒズボラが停戦合意を破ってイスラエルの国内を攻撃したため、防衛軍は強硬に応答せざるを得ない」と述べ、「ヒズボラの戦闘員や施設の近くに滞在することは命に危険が及ぶ」と警告した。避難命令後、タイールでは大規模な避難が行われた。

イラン革命防衛隊(IRGC)は前日、イスラエルへの攻撃を停止すると発表し、「もし南レバノンを含む地域での攻撃が継続されるなら、以前より厳しい措置が取られるだろう」と警告した。