空爆で武装勢力が狙われたと主張

イスラエル軍はテレグラムを通じて、20日夜にディル・アル・バーラフ地域で「武装勢力」2人を狙ったと発表した。そのうち1人はハマス軍事部門のエリート部隊所属で、2023年10月7日のイスラエル攻撃に関与していたとされる。イスラエル軍は、この2人がイスラエル軍への作戦を実施し、ハマスの能力を再構築しようとしており、これらは「停戦の体系的な違反」であると述べた。

停戦にもかかわらず死者続出

アメリカ主導の停戦協議にもかかわらず、イスラエル軍の攻撃は続いており、20日に南部ガザとディル・アル・バーラフ地域で3人のパレスチナ人が死亡した。その中には4歳の幼児も含まれる。カーン・ユニスで負傷した男性は20日に死亡し、ガザ港近くで空爆を受けた別の男性も死亡した。

別件として、ガザ市東部のシェジャイア地区で、近くのタファーフ地区にある学校を改築した避難所がイスラエル空爆を受け、少なくとも27人が死亡し、70人が負傷したとハマスが運営するガザ保健省が発表した。イスラエル国防軍(IDF)は、この空爆が地域のハマス指揮・統制センターで活動する著名なテロリストを狙ったと主張した。

地上作戦と停戦崩壊

イスラエル軍は、北部ガザでの軍事作戦を拡大し、ほぼ2か月間の休戦を経て3月に再開した。この停戦では、ハマスが33人のイスラエル人質を解放し、1800人のパレスチナ囚人を解放した。イスラエル当局は、これらの囚人の一部が殺人やその他の暴力犯罪で終身刑を受けていたと主張した。

ベネット首相は、ハマスが残りの半分のイスラエル人質を解放しないことを条件に停戦の延長を拒否したため、再び空爆を命じたと述べた。停戦の第一段階は3月1日に終了し、その後空爆は「全力」で再開された。ベネット首相は、さらに交渉は「戦闘下でのみ」継続すると述べた。イスラエルは、残りの59人の人質の即時解放を求めている。そのうち24人は生存していると見られている。

ハマスは、ベネット首相が意図的に停戦を崩壊させたと非難したが、ガザを統治するハマスは、イスラエル軍の軍事行動再開を地域の暴力のエスカレーションとして批判している。

2023年10月7日にハマスが南イスラエルを攻撃し、約1200人が死亡したとイスラエル政府が発表した。この攻撃が現在の紛争の始まりとなり、ガザでは戦闘と人道危機が続いてきた。