NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は2月25日、2026年第4四半期の決算を市場終了後に発表する。この決算は、1月25日を終了期とするもので、投資家やアナリストの注目を集めている。同社は人工知能(AI)チップ市場で圧倒的な地位を築いており、その動向が市場全体に影響を与えるとされている。

AI需要と市場的地位

近年、NVIDIAの決算発表は四半期ごとの決算シーズンで最も注目されるイベントの一つとなっている。AIチップと関連インフラの主要なメーカーとして、同社はAI市場の指標として見なされている。また、S&P 500指数で最も価値が高い企業であることもあり、株式市場全体の動向を示す重要な指標ともなっている。

最近の動向では、NVIDIAが好決算を報告する可能性が高い。大規模なテクノロジー企業であるハイパースケーラーが、2026年における資本支出を大幅に増やす計画を発表しており、その多くはAIインフラに集中している。この需要の増加は、AIモデルのトレーニングや推論に不可欠なグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)を提供するNVIDIAにとって大きな追い風となる。

CEOの発言と市場予想

NVIDIAのCEOであるジェンセン・ファンは、同社の新Blackwellプラットフォームのデータセンター製品に対する需要について、「異常なほど高い」と述べている。2026年1月に開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でのプレゼン資料には、「AIコンピューティング製品の需要は異常だ」と記載されている。

過去数四半期のデータによると、NVIDIAは常にウォール・ストリートの決算予測を上回っている。同社の今後の四半期の見通しは、巨額の注文バックログに基づいており、アナリストの予想にも影響を与えている。最近の四半期では、中国向けのデータセンターAIチップの販売を想定していないという前提で見通しが示されている。

決算歴史と株価の変動

過去22四半期(5.5年)にわたって、NVIDIAは決算予測を常に上回る実績を残している。最近の4四半期では、上回る幅がやや縮小しているが、これは同社が巨額の注文バックログにより将来の業績に高い見通しがあるためとされている。

2022年末にジェネレーティブAIが台頭した以降の過去11四半期のデータによると、NVIDIAの株価は決算発表後に大きく上昇する傾向がある。ただし、決算予測をどれだけ上回ったかと、翌日の株価変動の相関関係は強くはない。これは、市場全体の情動やその他の要因も株価に影響を与えることを示唆している。

それでも長期投資家は、短期的な株価変動よりもNVIDIAの財務成績と見通しに注目するべきである。同社が安定した好成績を継続的に出すことで、株価の持続的な成長が歴史的に確認されている。

2月25日の決算発表に注目が集まる一方で、投資家は2027年第1四半期(2026年4月末を終了期とする)にも注目している。この四半期のアナリストのコンセンサス予測は、今後の株価に影響を与える可能性がある。

NVIDIAの決算予測は業績の指標となるが、投資家はAI株に対する市場情動や、その変動性も考慮する必要がある。しかし、NVIDIAが好成績を継続的に出せる限り、株価は長期的に成長すると予想されている。