ニューヨーク市警察(NYPD)の警察官が1月21日、ワシントンスクエアパークで雪玉で攻撃された事件が発覚し、警察幹部から強く非難されている。この事件は動画に収められ、SNSで広く拡散された。動画では、警察官が観客に囲まれ、一部の人物が直接雪玉を投げている様子が確認されている。

事件の概要と反応

警察によると、21日午後4時ごろ、数百人の人々が集まり、大規模な雪玉投げの様子が確認されたため、警察官が公園に到着した。動画では、警察官が雪玉で攻撃され、少なくとも1人の警察官が頭の後ろを直撃された様子が確認されている。また、動画には警察官がペッパーミストを手にし、群衆に後退するよう警告している場面も含まれている。

ニューヨーク市警察委員長のジェシカ・ティッシュ氏はX(旧ツイッター)で、この行動を強く非難し、「NYPDは、今日の午前、ワシントンスクエアパークで警察官を攻撃した人物の動画を確認している。明確に言いたいのは、この行動は恥ずかしく、犯罪行為である。我々の刑事部隊はこの件を調査している。」と述べた。

ニューヨーク市最大の警察労働組合である警察福利協会(PBA)は、この攻撃を「許容できない、許せない」と発表。Xに投稿した声明では、「警察官の負傷について治療が行われているが、これで終わりではない。関係者を特定し、警察官に対する暴行罪で逮捕・起訴する必要がある。また、市内の指導者全員が、この卑劣な攻撃を非難する声を上げるべきだ。」と述べた。

労働組合の反応と責任の追究

刑事部隊福利協会(DEA)もこの事件を非難し、DEA会長のスコット・マーノー氏は、「これは無害な遊びではなく、制服を着た警察官に対する意図的で、許せない、危険な攻撃だった。」と述べた。

マーノー氏はさらに、「間違いない。刑事部隊はいつも通りに行動する。関係者を特定し、逮捕する。青い制服を着た我々の仲間は安全でいられるべきであり、守られ、尊重されるべきだ。」と語った。

PBAは、ニューヨーク市長のゾハラン・ママンディ氏とマンハッタン検察長のアルヴィン・ブレッグ氏に、責任者を起訴するよう求めている。21日午前時点で逮捕は発表されていないが、警察は群衆の中にはマスクを着用している人物もおり、特定が困難であると述べている。

今後の展開と影響

ニューヨーク市長のママンディ氏は22日午後、記者会見を開く予定だが、この事件について直接言及するかは不明。市長の事務所はこの件に関する声明を発表していない。

ワシントンスクエアパークで警察と市民の間に緊張が高まるのは今回が初めてではない。2019年にも同様の事件が発生し、当時も逮捕は行われなかった。今回の事件は、公共の安全と、このような接触を防ぐためのより強力な措置の必要性を懸念させる。

この事件は、公共の場での暴力行為と、警察の対応についての議論も引き起こしている。ニューヨーク市都市計画局によると、来年、市の人口はほぼ3%増加する見込みであり、明確な政策と既存法の迅速な執行の必要性が高まっている。

調査が進む中、警察は情報提供を呼びかけている。NYPDは、起訴がいつ行われるかのタイムラインは明らかにしていないが、労働組合の指導者たちは、この件が解決するまで責任の追究を続けると明言している。