同社によると、卸売業は世界の商業を支える重要な存在だが、数十年前の古びたシステムに依存している。これらの従来のツールは注文処理は効率的だが、豊富なデータから営業チームに洞察を提供する機能は欠如している。プラトの創業者たちは明確なギャップを指摘し、営業担当者は顧客の情報を把握し、潜在的な取引をデータベースで見つけているものの、それを日常的な行動計画に変えるための知能が欠如していると述べている。

このスタートアップのAIオペレーティングシステムは、この状況を変える。従来の「顧客からの要求に反応する」営業スタイルから、積極的なアプローチへと転換する。営業チームは、クロスセリングの機会を検出したり、退会リスクのある顧客を特定したり、見積もりや注文の作成を自動化したりするツールを、既存のERP環境内で利用できる。プラトは、このシステムにより、書類作業が減少し、営業担当者が収益追求に集中できると主張している。

このシステムの核となる改善点は、営業担当者が毎日直面する悩みである「適切な連絡先を選ぶ」ことにある。プラトによると、卸売業は膨大なデータを保有しており、潜在的な顧客を特定できる。このプラットフォームは、そのデータを正確な提案に変換し、バックエンドの技術を刷新することなく、成長を加速できる。

同社の幹部は、すでに実績を挙げていると述べている。早期の利用者は、AIが古いシステムに埋もれた機会を発見し、営業効率が向上していると報告している。プラトは、新規資金を技術のアップグレードと、より多くの顧客の導入に投入する予定だ。

卸売業は、依然として巨大で、成長の余地が大きい分野である。年間で数兆ドルが、工業部品から消費者製品に至るまで、この業界を通じて流通している。しかし、多くの企業は1990年代のソフトウェアに依存しており、競争の激化した市場での機動性に限界がある。プラトは、自社の製品を、卸売業が電子商取引の圧力やサプライチェーンの変化の中で繁栄するために必要なアップグレードとして位置づけている。

今回のシード資金調達を機に、同社は急速な拡大を目指す。エンジニアリングや営業部門での採用を進め、主要なERP提供企業との深い統合を進める予定。アトミコのような投資家は、ヨーロッパの拡大企業を支援してきたことで知られており、プラトのAIを活用した卸売業のビジョンに自信を示している。