ドナルド・トランプ大統領は2月24日、歴史的にも長く、1時間48分に及ぶ国家運営報告演説(SOTU)を発表し、政権の功績を称え、政治的ライバルを批判した。この演説は、移民政策や関税政策など一部の主要政策に対する世論の冷え込みが続く中で行われた。

歴史的な長さと主要テーマ

1時間48分に及ぶ演説の中で、トランプ氏は米国が「世界で最も熱い国」との主張を繰り返した。国内の成功を共和党に帰功させると同時に、民主党を「狂っている」と非難し、その政策に反対していると批判した。

民主党議員に直接話しかけ、彼らが不法移民を対象とした犯罪対策を支持しなかったことを「恥ずべきことだ」と述べた。また、最高裁判所が最近、彼の主要な関税政策を覆すという「不幸な」決定を下したことを不満に思っていると語った。

以下は、2026年2月24日にドナルド・トランプ大統領が発表した国家運営報告演説の全文であり、Associated Pressによって転記された。

スピーカー・ジョンソン、バイス・プレジデント・ヴァンス、米国第一夫人、第二夫人、議会の皆様、そして同胞の皆様。我々の国は再び復活した。これまでになく規模が大きく、より良く、より豊かで、より強固になっている。

今から5か月後、我々の国はアメリカの歴史におけるエピックなマイルストーン、独立250周年を祝う。今年7月4日、我々はこの地球上で最も素晴らしく、例外的な国で、250年間の自由と勝利、進歩と自由の歴史を祝う。我々はまだ何もかもが終わっていない。さらにさらにさらに良くなる。これはアメリカの黄金時代だ。

経済と国境安全保障の主張

トランプ氏は、自身の政権下で米国国境がかつてないほど安全になったと主張した。彼は、過去9か月間、不法移民が米国に1人も入国していないと述べ、国境を越えて流入する致死性のフェンタニルは1年間で過去最多の56%減少したと語った。また、過去1年間、殺人率は記録的な最大幅の減少を記録し、125年以上ぶりの最低水準になったと述べた。

大統領は経済の改善についても言及し、コアインフレーションが5年以上で最も低い水準に下がったと述べた。彼は、前任者政権下でガロン当たり6ドルを超える高値に達したガソリン価格が、現在ではほとんどの州で2.3ドル以下、一部の州では1.99ドル以下になったと指摘した。

トランプ氏は、選挙後から株式市場が53回の歴史的な高値を記録したと述べ、これにより数百万人のアメリカ人の年金や401K、退職資金が増加したと主張した。また、新築住宅の年間コストは、就任1年間でほぼ5,000ドル下がったと語った。

国際的および国内政策の主張

トランプ氏は国際的な成果についても強調し、1年間で米国への18兆ドル以上の新投資を確保したと述べた。これに対し、前政権は4年間で1兆ドル未満の新投資を確保したと主張した。

エネルギー生産についても語り、米国の石油生産量は1日当たり60万バレル以上増加し、ベネズエラから8,000万バレル以上の石油を輸入したと述べた。また、米国の天然ガス生産量は過去最高を記録し、「掘れ、掘れ、掘れ(Drill, baby, drill)」へのコミットメントを強調した。

トランプ氏は、現在、米国で働く労働者がかつてない数に達していると主張し、すべての新規雇用が民間部門で創出されたと述べた。また、「多様性・公平性・包摂(DEI)」政策を廃止し、記録的な数の雇用を妨げる規制を廃止し、240万人のアメリカ人が食品券から解放されたと語った。

彼は、米国オリンピックホッケー代表チームが最近の冬季オリンピックで金メダルを獲得したことを称え、男子チームはホワイトハウスに招待され、勝利を祝われたと述べた。また、女子チームも近いうちにオヴァルオフィスを訪問する予定だと述べた。

トランプ氏の演説には、経済的・安全保障に関する主張を称える声と、彼の政策の広範な影響について疑問を呈する声が混在した。