イングルウッド — 元UFC女子バンタム級王者のローダ・ラウジー(39)は、かつて自身を世界的アイコンにしたUFCを対象に、記者会見でその財務体制を批判した。ラウジーは5月16日にイングルウッドのインテュイット・ドームで行われる5ラウンド戦で、ジーナ・カラノ(43)と対戦する。

ラウジー、UFCの財務体制を批判

ラウジーは、UFCが選手を低賃金で扱い、一部の選手をOnlyFansなどのプラットフォームで収入を得させるようにしていると語った。「かつてUFCは、格闘技で生活し、適切に報酬を得られる最高の場所だった。しかし今では、最悪の場所の一つだ」とラウジーは述べた。

この発言は、2013年から2018年にかけてUFCに所属し、家庭の名前として知られるようになった自身の経験を踏まえたもの。ラウジーは、UFCが選手よりも株主の利益を優先し、最近のパラメト+との77億ドルのストリーミング契約も、選手の報酬向上にはつながっていないと批判した。

「彼らは次の四半期のことを考えている。株主の利益を最優先にし、スポーツの未来を守る責任を忘れている」とラウジーは語った。

カラノの復帰と試合の意義

カラノは2009年以来、戦闘から遠ざかっていたが、ラウジーが自身に復帰を呼びかけたことに対して、この試合を「人生最大の機会」と語った。カラノは、歴史的な女子メインイベントの舞台に立った人物として知られる。

「ラウジーが私に直接呼びかけた。彼女はとても魅力的で、戦う情熱を再燃させた」とカラノは振り返った。「彼女が私を戻すきっかけになった」。

当初は12月31日に予定されていたが、カラノが準備に時間がかかるため延期された。ラウジーは、UFCの最近の変化、特にダナ・ホワイトの共同所有者辞任が、マッチメイキングや選手の報酬に悪影響を及ぼしていると示唆した。

UFCの現状と選手の離脱

ラウジーは、UFCから上位選手が次々と離れていると指摘し、現在のバンタム級ランキング1位のバレンティーナ・シェフチェンコがOnlyFansで写真を販売している例を挙げた。「それがなぜか、選手たちがOnlyFansで写真を販売しているからだ」とラウジーはUFCの財務モデルを批判した。

また、UFCの今後のカードにも不満を示し、「ホワイトハウスカードは最悪だ」と語った。6月13日のイベントは評判が分かれたが、ホワイト自身がその日、試合が中止になるという話をしていたとラウジーは述べた。

かつてホワイトをメンターとして慕っていたラウジーは、UFCの権力構造の変化が組織に悪影響を及ぼしていると語った。

ラウジーの戦後計画とプライベート

夫のトレイビス・ブラウンと2人の娘を育てるラウジーは、今回の試合が最後の試合になる可能性が高いと語った。「これは間違いなく最後の試合だ。家族の生活に集中したい。もう道にそれたくない。夫と子供たちに完全にいることがしたい」と語った。

また、Most Valuable Promotionsの役職についても示唆し、共同創設者であるジェイク・ポールとナキサ・ビダリアンに、「私はあなたのコナーにはなれないが、ダナにはなれる」と伝えた。

カラノのキャリアと試合の影響

カラノは結婚しており、モンタナ州に住んでいる。今回の試合は、自身のキャリアの集大成と語った。「彼女とこの瞬間を共有できること、彼女が戻るために選んだ相手であることは、とても大きな意味を持つ」と語った。

2009年のストライクフォースデビューで名を馳せ、女子格闘技の先駆者として知られるカラノは、10年以上戦いから離れていた。ラウジーの復帰とともに、今回の試合は歴史的なMMAイベントとなる見込みだ。

5月16日までの道のりとMMAの未来

ラウジーとカラノは、試合の準備のために密接に協力しており、ラウジーがカラノに連絡を取り、試合を実現したと語った。「彼女の連絡先を入手し、話す必要があった。そのため、会って契約を成立させる方法を模索した」と述べた。

インテュイット・ドームで行われるこの試合は、歴史的なイベントとして期待され、両選手はUFCやMMA界の課題に注目を集める機会になると語った。ラウジーは、UFCが「最高の試合を提供するとは思っていない」と語った。

5月16日が近づくにつれて、この試合はファンやアナリストの注目を集めており、今後のMMAの方向性やUFCの進路にどのような影響を与えるかが注目されている。