スーダン軍は、3年以上にわたる内戦で、準軍事組織である急速支援部隊(RSF)と対峙している最前線の州であるブルー・ナイル州の都市を奪還した。
ブルー・ナイル州の戦略的意義
スーダン軍は15日に発表した声明で、コール・ハサンをRSFから奪還したと明らかにした。
ブルー・ナイル州は地理的に中央スーダンへのゲートウェイであり、州を支配すれば中央地域への進軍が可能になるため、戦略的・経済的な重要性から、紛争の主要な火種となっている。
この州はエチオピアと国境を接しており、スーダン政府はアラブ首長国連邦(UAE)とともにRSFを支援していると非難している。両国はこの指摘を否定している。
RSFは同盟組織であるスーダン人民解放運動北(SPLM-N)の支援を受けてコール・ハサンを占領していた。
スーダン軍は、人員および軍備においてRSFに大きな損害を与えたと述べた。
コール・ハサンの奪還が包含的な戦略の一部
スーダン・トリブーン紙によると、コール・ハサンの奪還は、エチオピア国境近くにある戦略的都市クルムクの奪還を目的とした軍の戦略の一環である。
クルムクは国境を越えた貿易の重要な通路であり、アル・ロズアイルスダムなどの主要インフラへのアクセスを提供している。
RSFはSPLM-Nの支援を受けて、3月にコール・ハサンを掌握した。
アル・ジャズィーラのヒバ・モーガン記者が16日、ブルー・ナイル州から伝えたところによると、クルムクはRSFがさらに領土を拡大するための拠点として使われている。
モーガン記者は、ブルー・ナイル州での戦闘の行方が重要であると指摘。この地域は国境沿いにあるため、RSFが物資を補給するルートを提供しているからだと説明した。
資源豊富な地域と人道危機
モーガン記者は、州は金などの天然資源が豊富にあるため、戦略的に重要であるとも伝えた。
スーダンの戦争は2023年4月、アブドル・ファッタフ・アル・バーラハン(国家軍トップ)とムハンマド・ハマダン・ダガロ(通称ハメーディ、RSF司令官)の間の権力闘争によって発生した。
それ以来、15万人以上が死亡し、1200万人以上が避難している。
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