オハイオ州最高裁は5月20日、2021年6月に連邦パンデミック失業補償(FPUC)プログラムへの参加を終了した州の決定に関する訴訟を再審理すると発表しました。訴訟は、ミック・ディワイン知事がプログラムを退出する法的権限を持っていたかが焦点です。原告側は、知事が退出する法的権限がなく、州が未請求の補償金として9億ドルを請求できると主張しています。
パンデミック補償に関する法的争い
問題は2021年にさかのぼります。FPUCプログラムへの参加を終了した州を訴えた訴訟が起こりました。このプログラムは、2020年3月に制定されたCARES法に基づき設けられ、2020年3月から7月までは週600ドル、その後は週300ドルの追加失業補償を提供しました。州は参加しなくてもよかったものの、オハイオ州は当初参加しました。ディワイン知事の事務所は、補償が労働意欲を低下させる懸念を示し、事業団体からも同様の声が上がっていました。
最高裁判事長のシャーロット・ケネディー氏は、2022年に却下された訴訟がなぜ再審理されるようになったのか尋ねました。ディワイン氏を代表する州検事総長のマトゥラ・スリダラン氏は、訴訟が既に却下され、プログラムは2021年に終了していると述べ、訴訟は無意味だと主張しました。しかし原告側は、以前の判決が仮差し止めに焦点を当てており、ディワイン知事の権限という核心的な問題は扱われていないと反論しています。
最高裁、汚職上訴を却下
別件として、米国最高裁は、オハイオ州下院議長のラリー・ハウスホルダー氏と元ロビイストのマット・ボルゲス氏の6000万ドル汚職事件に関する上訴を却下しました。最高裁の決定は、2024年5月に一致した第6巡回米国控訴裁判所の判決を確認するものでした。ハウスホルダー氏は、アクラーに拠点を置くファースト・エナジー社に有利な法案を通過させるための陰謀に関与したとして、20年の懲役を科せられました。ボルゲス氏は、法案廃止を妨害したとして5年の懲役が確定しました。ハウスホルダー氏の弁護士は、判決は不当で過剰だと批判しました。
政治的影響と広範な法的文脈
オハイオ州最高裁のFPUC訴訟に関する判決は、ディワイン知事がプログラムを終了した決定が法的根拠があるかどうかを決定するものとなる見込みです。訴訟は、数年間の訴訟と9億ドル規模の補償金という点で注目されています。一方、ハウスホルダー氏とボルゲス氏に関する最高裁の判決は、州における連邦反汚職対策を強化するものとなりました。これらの判決は、オハイオ州がパンデミック後の統治と公職者への責任をどのように管理するかという、継続的な法的・政治的課題を浮き彫りにしています。
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