英国のボクサー、ローレンス・オコリー(33)が、4月25日にパリで行われるトニー・ヨカとのヘビー級戦の前、ドーピング検査で陽性反応が出たことが、自主的なドーピング検査機関「VADA(ヴェーダ)」によって明らかになった。オコリーは2016年リオデジャネイロ五輪の金メダリストであるヨカと対戦する予定だった。

主催会社のクイーンズベリーは、25日に検査結果が明らかになり、オコリーが陽性反応を示したことを確認したと述べた。同社は、今後の対応について「適切な時期に発表する」と述べた。オコリーはこれまでの3試合すべてで勝利しており、具体的な陽性物質についてはコメントしていない。

オコリーの説明と声明

オコリーは、ソーシャルメディアで声明を発表し、今回の検査陽性はトレーニング中に受けた手首の怪我の治療に関連していると説明した。「まず、昨年受けた二頭筋の怪我の影響で、今回のキャンプで同じ腕の肘を怪我した。治療を受けたが、ここに至った。本当に冷静な判断が下されるよう願っている。」

また、彼は「関係当局と協力していきたい」と述べ、調査の結果は「自分の名前を晴らすものになるだろう」と語った。治療の内容や検査で検出された物質については、さらなる詳細は明らかにされていない。

オコリーは、かつてクライスローマー級とブリッジリーガー級の世界タイトルを保持しており、2024年にヘビー級に昇格した。ヘビー級の3試合すべてで勝利しており、最近の勝利は12月にエベネザーテテフに勝ったものだ。

イベントへの影響と代替選手の可能性

ドーピング検査の陽性反応が、ヨカとの戦いが予定通り行われるかどうかに疑問を投げかけている。クイーンズベリーは、オコリーの代替選手の検討を進めるかどうかはまだ明らかにしていないが、パリで開催されるイベントの相手探しは必要になる可能性が高い。

ヨカは五輪の金メダリストであり、今後もイベントに登場する予定である。また、バカリ・サマケを含むフランスのボクサーたちも、それぞれの試合に臨む予定だ。イベントが開催された場合、サマケは無敗のアメリカ人選手、エルマール・ハドリベアジと対戦し、ヨカは自国パリでのメインイベントを務める可能性が高い。

オコリーは、トレーニングキャンプをダブーイとマンチェスターの2か所で行っている。VADAによる前戦検査が行われた際、彼がどちらかの場所にいた可能性が高い。調査の結果次第で、戦いが実施されるかどうか、またヨカがオコリーと対戦するか、代替選手と対戦するかが決まる。